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【格闘技】

オカダ・カズチカ 初白星 難敵アーチャー撃破

2013年8月4日 紙面から

◇新日本プロレス G1クライマックス

レインメーカーでアーチャーを吹っ飛ばすオカダ・カズチカ=愛知県体育館で(大西洋和撮影)

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 ▽第3戦▽3日▽愛知県体育館▽20選手▽観衆7500人(超満員)

 IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(25)が地元・愛知県での3戦目で初白星を挙げた。米国の巨漢、ランス・アーチャー(36)にレインメーカー(至近距離ラリアット)から10分あまりでフォール勝ち。現役王者の底力を見せた。棚橋弘至(36)、中邑真輔(33)もそろって勝ち、3強がようやくG1のスタートを切った。

 3連敗なら予選リーグ敗退の崖っぷちに立たされる重要な試合。オカダは難敵のアーチャーを破り、史上3人目の現役IWGPとしてのG1制覇に望みをつないだ。

 オカダは191センチと日本人離れした体格だが、アーチャーはそれ以上の2メートル超。けた外れのパワーを備え、米メジャーのWWEで活躍した実績も持つ。世界レベルで見れば、オカダより格上だ。この日も長い脚から繰り出すキックや、のど輪で相手を捕らえたままブリッジで後方に投げ捨てる荒技を繰り出した。

 だが、高角度のドロップキックで相手のあごを打ち抜いてからは、オカダのペース。最後はレインメーカーをさく裂させ各リーグの1位のみが許される決勝進出権獲得争いに踏みとどまった。

 開幕2連敗で不調説も飛びかったが、ようやく満足できる試合ができて「正直、ここまで(他の選手が)自分をつぶしにくるとは思わなかった。でも、もう大丈夫。先輩たち、これからは自分についてきてください」と、ビッグマウスもなめらか。愛知県安城市生まれとあって、観客からの応援は絶大で、「地元で勝てて良かった」と、本音ももらした。故郷で復活した大本命に、エンジンがかかってきた。 (大西洋和)

 

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