【古田大輔、瀬戸口翼】アニメ「天空の城ラピュタ」のテレビ放送中、視聴者が、主人公にあわせて同じセリフ「バルス」をネットに一斉に書き込み、サーバーダウンさせる。そんなファンの間での恒例行事が、ラピュタが再放送された2日夜にもあった。今回、動画サイト「ニコニコ生放送」やツイッターは「攻撃」に持ちこたえた。
ツイート世界最多を大幅に更新バルスは、主人公パズーとシータが物語のクライマックスで唱える滅びの呪文。前回放送時の2011年、ニコ生とネット掲示板「2ちゃんねる」は「陥落」。ツイッターでは1秒に2万5088回「バルス」とツイートされ、当時の世界記録となったもののサーバーは持ちこたえた。
世界記録は13年1月1日に「あけおめ」(1秒に3万3388回)に奪われた。「世界記録を取り戻そう」。ニコ生は、自らが攻撃対象にもかかわらず「お祭り感覚で楽しんでもらいたい」(宣伝部)とそう呼びかけ、ネットユーザーの注目を集めていた。
2ちゃんは再びダウンしたものの、ニコ生とツイッターのサーバーは前回を上回る大量の書き込みにも耐えきった。