'13/8/3
公共交通の現状考える 岡山
岡山市などで路線バスや路面電車を運行する両備グループ(北区)のシンクタンク地域公共交通総合研究所(岡山市北区)は2日、岡山市北区で設立記念シンポジウムを開いた。昨年10月の井笠鉄道(笠岡市)の経営破綻を題材に、公共交通の現状や維持について意見を交わした。
研究所はことし4月、両備グループの3社が設立。経営難の事業者の再建を支援するほか、自治体に交通政策の助言をする。
シンポには、バス事業者や自治体関係者約180人が出席。両備グループ代表で研究所の小嶋光信理事長が「全国の路線バス業者の9割は赤字。今後も破綻が相次ぐ恐れがある。気持ちよく移動できる公共交通づくりに汗をかきたい」と設立趣旨を説明した。
【写真説明】公共交通の維持に向けた課題を議論した地域公共交通総合研究所の設立記念シンポジウム