香港株:上昇、不動産がけん引-ハンセン指数は6週連続高
8月2日(ブルームバーグ):香港株式 相場は上昇。世界の製造業活動で力強さが示される中、ハンセン指数は週間ベースで昨年10月以来最長の上昇局面となった。
香港上場の中国本土の不動産開発会社で2位のチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は3.7%高。中国政府が不動産規制の緩和を示唆する中、ハンセン指数の上昇をけん引した。
欧州を最大市場とする衣料小売りのエスプリ・ホールディングス (330 HK)や、売り上げの73%を北米で稼ぐ電動工具メーカーのテクトロニック・インダストリーズ(創科実業、669 HK)が上昇。欧米で製造業活動が拡大したことが好感された。
複合企業のハチソン・ワンポア(13 HK)は4.5%高。1-6月(上期)利益が予想を上回った。
ハンセン指数 は前日比102.18ポイント(0.5%)高の22190.97で終了。週間騰落率はプラス1%で、6週連続の上昇となった。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比0.1%高の9734.81で引けた。
フィリップ・セキュリティーズ(香港)のファンドマネジャー、ルイス・ウォン氏は「最大の懸念材料は中国で、香港やアジア市場を圧迫している」と述べた上で、「中国の7月の製造業活動が予想より良かったことで市場の懸念は和ぎ、アジアへの資金流入が増えると予想している。欧米の製造業活動拡大もセンチメント改善に寄与している」と語った。
原題:Hong Kong Stocks Cap Six-Week Rise on Developers,Manufacturing(抜粋)
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更新日時: 2013/08/02 18:12 JST