昨日、泣き叫ぶ事情が分かった時に、
「明日から1週間、学校を休んでも良し!」と許可を出した私。
『友達が心配するから、行く』という娘。
「心配させるために休むねん!」という私。
『もう大丈夫だから! 普通にできるから!』と泣きわめく娘。
そうはイカのキン●マなんじゃ!
娘が寝ているのを確認して、もしもウッスラ目を覚ましても聞こえないように、扉を全部閉めて学校に電話を入れる。
「今日から休ませます」
『あの……理由は?』
「ブスとかデブとか言われて、ネット上で悪口を広められて、吐くほど傷ついてるのに行けとは言えません!」
電話を取ったのは、教頭先生。
電話の向こうの空気が変わる。
その後、教頭やら担任やら部活の顧問やら……入れ替わり、立ち替わり電話が入って、病院の待合時間は待合室と出口を行ったり来たり。
移動中は、運転しながらイヤホンで。
撮影中は肩に電話を挟んで……。
学校は、その後、顧問や部長、マネージャーに事情を聞き、娘の誕生日にMIXIに書き込まれた一件だけは把握できた様子。
「だいたいの事情は分かりました」と担任から電話が入ったのだけど、なぜか、やけに明るく元気な声で、時々笑いながら説明してくれる。
1回の書き込みで大袈裟な…とでも思ってたみたいです。
『もう、ずっと前から続いているんですよね』
「誕生日は9月の終わりでしたよね?」
『それが起爆剤になっただけで、ブス、デブとからかわれてるのは、もう数ヶ月前からですよ』
いつでも元気で落ち込まないキャラクターを演じ続けた娘の演技は、大人達には見抜かれていませんでした。
ある意味、大女優!
再び関係者から事情を聞くということになり、また保留。
「私………仕事してるんですけど……。」
錯乱している娘を一人にするのは心配ということで、部活の顧問が昼に顔を出してくれたそうです。
夜になって、部活内での対応、学校としての対応について、顧問から事細かに報告が入っています。
「いじめ」に対して、学校はピリピリなんだね。
晩ご飯を食べながら、娘が「私っていじめられてるの?」と聞いてきた。
本人はいじめに遭っているとは思っていない。
「あれ? 本当に平気なんか?」と、私も拍子抜けするくらい。
でも、ご飯を食べているだけで涙が浮かぶし、学校の話をするだけで声が詰まる。
勝ち気なだけに、かなり長い期間、頑張りすぎてしまったんよね。
いじめの境界線は、いじめられている子供に「いじめられている」という意識があるかないか、いじめている子供に、いじめている認識があるかないか。
・・・・・・・・・じゃあ、ないんだよね。