保険金詐欺:神戸市議に有罪判決「犯行を主導」 神戸地裁
毎日新聞 2013年08月03日 01時21分
交通事故で負傷したのを悪用し、保険金計181万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた神戸市議の藤川泰輔被告(30)=同市東灘区=に対し、神戸地裁は2日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。片田真志裁判官は「終始犯行を主導したが、利得分を賠償金として供託し反省している」と述べた。
また、同罪に問われた知人のアルバイト、江藤修平被告(30)=兵庫県芦屋市=は懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)とした。
判決によると、両被告は共謀し、藤川被告が交通事故で負傷したことを利用して保険金詐取を計画。2008年9月〜09年9月、藤川被告が勤務先の仕事を1日1万円で江藤被告に代わってもらったと装い、保険会社から代替労働費用として計181万円を詐取した。【山川淳平】