射水神社の境内で宝探しゲームをし、景品を受け取る子どもたち=高岡市古城で
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東日本大震災で被災した福島県の子どもらを県内に招待するサマースクール「いいたて富山で夏休み」が一日、始まった。訪れた小中学生十四人は四日まで高岡市や氷見市に滞在し、海水浴やバーベキューなどを楽しむ。
県神社庁の支部が毎年開催。今年は高岡新湊支部が中心となって企画し、福島県飯舘村の綿津見神社を通じ、伊達市などで暮らす子どもらを招待した。
一日には高岡古城公園内の射水神社で歓迎会があり、宝探しゲームをした。子どもらは境内に隠されたボールを探し、景品としておもちゃや文房具が贈られた。小学四年の寺島羽要(はいり)君(9つ)は「海で釣りをするのが楽しみで、大物を釣りたい」と笑顔で話していた。
参加者は三泊四日の日程で民宿などに泊まり、海水浴や花火をしたり、三日に氷見市で開かれる「ひみまつり」を見学したりする。 (西山輝一)
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