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【栃木】

放射性物質 県が測定方法を変更

 県は、東京電力福島第一原発事故後に独自に実施してきた、雨やちりなどの降下物と、上水に含まれる放射性物質のモニタリング調査について、今月から新たな測定方法に変更した。放射性物質を「検出せず」の状態が続いているためとしている。

 県環境保全課によると、従来、降下物は県保健環境センター(宇都宮市)を調査地点に、放射性物質を毎日測定。これと並行し、さらに細かく数値を把握するため、一カ月分の降下物を濃縮させて測定する方法も採っていた。毎日の測定は七月三十一日を最後にやめ、今後は月間の測定に一本化する。

 上水については、従来、同センターの蛇口から採取した水(二リットル)を週一回ずつ調査するのと並行して、三カ月分の水(計一〇〇リットル)を濃縮させて放射性物質の濃度を測定していた。週一回の調査は七月二十五日を最後にやめ、三カ月に一度の調査のみ続けていく。調査結果は県のホームページで公開する。このほか、県内二十九カ所で実施している空間放射線量は、これまで通り測定を続ける。 (神田要一)

 

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