【千葉】焼却灰の容器、密閉へ 県と5市連絡会議手賀沼終末処理場(我孫子、印西両市)の放射性セシウムを含むごみ焼却灰の一時保管で、県と関係五市による連絡調整会議の第三回会合が二日、松戸市の東葛合同庁舎であり、処理場内に置く焼却灰の保管容器に密閉措置を施すことを申し合わせた。 昨年十二月以来、処理場内への搬入量は松戸、柏、流山三市で計五百二十六トン。焼却灰はフレキシブルコンテナと呼ばれる保管容器八百十一個に詰め分けられている。ひもで縛ってある容器の外袋の開口部を接着剤や熱圧着し、密閉することになった。 焼却灰は固化され、二重構造の容器の内袋は閉められているため、現状でも飛散や流出の恐れは極めて小さい。県の担当課は、密閉措置について「洪水などで保管施設が浸水しても、焼却灰が水と接触しないようにして、周辺住民の安全・安心を確保する目的」と説明している。 密閉措置は現在の保管分と、松戸市が一日に開始を予定していた未搬入分については県が、今後の搬入分については各市が施すことにしている。 (堀場達) PR情報
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