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【東京】

料理や食材を学べる場に 豊洲新市場のにぎわい創出 都が施設概要

食材情報館のイメージ図(都提供)

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 築地市場(中央区)の移転先の豊洲地区(江東区)に建設予定のにぎわい創出施設「千客万来」(仮称)について、都は二日、料理や食材を学べる多目的施設とするコンセプトを固め、設計から建設、運営までを一括して行う事業者の募集を始めた。完成すれば臨海部の新たな観光スポットとなりそうだ。

 千客万来は、約四百店がひしめく現在の築地場外市場に代わり、観光客らが買い物や食事などに訪れることができる施設。市場の中心部約一・七ヘクタールに、生鮮食料販売店や飲食店などをそろえる。

 さらに、これまでの場外市場になかった機能として、イベント開催スペースや食材情報館を想定。地域と連動した祭りや調理体験会を開いたり、外国人観光客向けに食文化を紹介したりする。

 大手建設会社や開発業者が事業者となり、都が三十年間、土地を貸与する。施設の細かい中身などは事業者が企画・提案し、都は来年一月に一事業者を選ぶ。市場本体の工事が終わる二〇一五年度中に完成、市場と同時にオープンする。都は環境アセスメント時に、年間六百万人の集客を想定した。

 

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