国際「空母3隻の運用停止も」国防費の強制削減で米国防長官2013.8.1 12:04

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「空母3隻の運用停止も」国防費の強制削減で米国防長官

2013.8.1 12:04 米国
国防総省で記者会見するヘーゲル国防長官=7月31日、米ワシントン(AP)

国防総省で記者会見するヘーゲル国防長官=7月31日、米ワシントン(AP)

 【ワシントン=佐々木類】ヘーゲル米国防長官は7月31日、国防総省で記者会見し、今年3月から始った国防費の強制削減について、「米議会が強制削減の見直しを行わなければ、海軍の空母11隻のうち最大3隻が運用停止になる」と述べ、即応戦力の維持に強い危機感を示した。同省が同日、歳出の強制削減に関する「戦略的選択・管理見直し」題する報告書を発表したのを受けて語った。

 報告書は、国防費削減の主な案として、現在11ある空母打撃群を8-9に減らす一方、中国軍の「接近阻止・領域拒否」戦略に対抗するため、最新鋭ステルス戦闘機F35や潜水艦発射型巡航ミサイルの開発強化や、サイバー攻撃能力の向上を目指すとした。

 報告書は、ヘーゲル長官が国防費削減の具体策を検討するよう省内に専門班を設置して諮問していた。

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