ホモ遺伝子/ヘテロ遺伝子 homozygous/heterozygous
同じ対立遺伝子を持つものをホモ接合体、違う対立遺伝子を持つものをヘテロ接合体という。ヒトのABO式血液型ではAA、BBおよび OOの遺伝子型がホモであるが、AO、BOおよびABの遺伝子型がヘテロである。
短毛は優性遺伝で長毛は劣性遺伝だから、短毛×長毛=短毛なんですよね。
ただ短毛は完全な優性遺伝ではないので、Mixは中間の毛の長さの中毛(AB)になります。この中毛は長毛に近いもの、短毛に近いものと幅が広いですが、分類は短毛になってしまいます。
短毛の遺伝子を A 、長毛の遺伝子を B とすると、産まれてくる子猫の毛の長さの確率は、
① 親猫:エキゾ(AB) × ペルシャ(BB)
子猫AB(中間ショート) 25% BB(ロング) 75%
② 親猫:エキゾ(AA) × ペルシャ(BB)
子猫:AB(中間ショート) 100%
③ 親猫:エキゾ(AB) × エキゾ(AB)
子猫:AA(ショート) 25% AB又はBA(中間ショート) 50% BB(ロング) 25%
④ 親猫:エキゾ(AA) × エキゾ(AA)
子猫:AA(ショート) 100%
エキゾチックをブリードした場合
エキゾ同士又はペルシャとの交配で、子猫がロング(長毛)がでた両親は、ヘテロ遺伝子なので、ショートが産まれたり、すべてロングになる事もあります。エキゾチックを飼われ、その猫が、ホモ遺伝子かヘテロ遺伝子かを知りたいのなら、
A) 長毛種と交配させ子猫が1匹もロングがでなければ、そのエキゾはホモ遺伝子
(すべてショートを出す)
B)エキゾ同士を交配させ、子猫が1匹でもロングがでる猫はヘテロ遺伝子です。
遺伝子の法則は、先天的な遺伝性疾患にも関わる重要な法則であっあり、タイプの良い猫を産ませるヒント(系統・血統)にもなります。
ホモ遺伝子をもつエキゾチックは貴重です。
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