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2013年8月3日(土) 東奥日報 ニュース



■ JR北海道、竜飛海底駅を廃止へ

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【写真上】北海道新幹線工事に伴い廃止が検討されている青函トンネルの竜飛海底駅=JR北海道提供【写真下】1988年の開業当時は多くの乗客が訪れた
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 JR北海道は2日、青函トンネル内にある津軽海峡線の竜飛海底駅(外ケ浜町、海面下135メートル)を来春から廃止する方向で検討していることを明らかにした。2015年度末開業予定の北海道新幹線工事のためで、北海道側にある吉岡海底駅(福島町)の廃止も検討する。

 竜飛海底駅は津軽海峡線が開業した1988年3月に吉岡海底駅と共に誕生。両駅は災害時の避難用としての機能を持つ。竜飛海底駅は現在、特急を利用した1日2回の見学ツアーで訪れることができるが、今年11月10日の特急停車が最後となる見通しだ。吉岡海底駅は新幹線工事に伴い、既に06年8月から見学を中止している。

 JR北海道によると、竜飛海底駅のホーム幅は在来線用で新幹線車両の通過には支障があるため、撤去工事を行う必要があるという。同駅には開業以降多くの人が訪れ、98年度の見学者は1万4千人ほどを数えたが、12年度は約4300人にとどまっていた。

 さらにJR北海道は新幹線開業準備のため、青函トンネルの北海道側入り口付近にある知内駅(知内町)の廃止も検討する。竜飛、吉岡両海底駅は廃止しても避難設備は残すという。

 一方、外ケ浜町の竜飛崎近くにある青函トンネル記念館によると、同館は竜飛海底駅の存廃にかかわらず、体験坑道の見学やケーブルカーの運行を次年度以降も継続する予定。

 同館の工藤幸治業務係長は「(廃止に関しては)3年前ぐらいからJRとは協議していた。閉鎖となれば、竜飛海底駅で降りて記念館を訪れるコースがなくなるので、来館者はその分減るのではないかと思う」と語った。

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