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UPDATE 2-米非農業部門雇用者、7月は予想下回る16.2万人増 失業率は08年12月以来の低水準

2013年 08月 3日 00:15 JST
 
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* 7月の非農業部門雇用者数は前月比16万2000人増、予想下回る
    * 7月の失業率は7.4%、2008年12月以来の低水準
    * 低成長下での雇用増に懸念も台頭

 (内容を追加しました)
    [ワシントン 2日 ロイター] - 米労働省が2日発表した7月の雇用統計による
と、非農業部門雇用者数は前月比16万2000人増となり、予想の18万4000人増
に届かなかった。ただ失業率は7.4%と前月から0.2%ポイント低下し、2008年
12月以来の低水準となった。強弱まちまちの結果となったことで、米連邦準備理事会(
FRB)が緩和縮小についてより慎重に見極めようとする可能性も出てきた。
    失業率の低下は一部は雇用増によるものだったが、労働参加率の低下も反映。また、
5、6月分の雇用者増加数も下方修正された。    
    今回の雇用統計では、米労働市場は緩やかに回復し続けているものの、米経済全体の
回復の足取りは依然として重いことが浮き彫りとなった。ING米国インベストメント・
マネジメントのエコノミスト、タンウィーア・アクラム氏は、「米経済は少しずつ改善に
向かっているが、回復への道は長く緩慢なものとなる」との見方を示している。 
    ローゼンブラット証券のマネジング・ディレクター、ゴードン・チャーロップ氏も、
米経済の足取りは重いとの見方を示した。
    
    FRBは現在月額850億ドルのペースで実施している資産買い入れについて、経済
の改善が続けば規模縮小に着手するとしているため、雇用統計に関しては、FRBが規模
縮小に踏み切れるほど雇用増のペースが上がっているかが焦点となっている。
    FRBは7月30─31日の連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表した声明で、
景気回復は続いているものの依然として下支えが必要との認識を示すにとどめ、9月の次
回会合で買い入れ縮小に着手するかどうかについて手掛かりは示していない。    
    5─7月の非農業部門雇用者数の増加数は平均で17万5000人。エコノミストの
間では、雇用増がこのペースで推移していたとしても、FRBは9月に緩和縮小に着手す
る可能性があるとの見方が大勢となっている。
    
    7月は民間部門の雇用者数は16万1000人増。予想の18万9000人増を下回
った。政府部門の雇用者数は1000人増。前月は8000人減少していた。
    平均週間労働時間は34.4時間。前月は34.5時間だった。時間当たり賃金は2
3.98ドルと、前月の24.00ドルから減少した。
    
    部門別では、前月は8000人増加した建設業は6000人減。一方、製造業は前月
の3000人の減少から6000人の増加に転じた。
    小売業は4万6800人増と、前月から増加が加速。ただ、人材派遣業は7700人
増と、前月から増加は減速した。
    
    今回の雇用統計ではまた、6月に職に就いていた労働者のうち、5.7%が正規雇用
者として認定されるために必要な時間数を働くことができなかったことも判明。米国の失
業率は過去1年間で0.8%ポイント低下してきたが、非正規雇用者の割合がほとんど低
下していないのが実情だ。
    7月は少なくとも6カ月以上失業している人の数が425万人に上った。ランドコル
ト・キャピタルのマネジング・パートナー、トッド・ショーエンバーガー氏は、「米労働
市場は流砂に呑み込まれたかのような状況が続いている」としている。
    
    米国の上半期の経済成長率は年率換算で1.4%と、前年同期の2.5%を下回って
いる。エコノミストの間では下半期には盛り返すとの見方が大勢となっているが、低成長
のなかでも雇用がこれまで比較的順調に拡大してきたことは、米経済の潜在成長力自体が
低下していることを反映している可能性もある。
    このことは、雇用創出にこれまでほど生産増が必要ではなくなっていることを示すと
同時に、所得の伸びが長期にわたり低迷する可能性も示している。こうした構造上のシフ
トが起きるとの懸念がエコノミストや市場で出始めている。
    
    
    *米雇用統計に関するグラフィックは以下をご覧ください。
    非農業部門雇用者数  link.reuters.com/ram54t
    失業率        link.reuters.com/wam54t
    雇用者数       link.reuters.com/kem54t 
           
                
    米労働省が発表した雇用統計は以下のとおり。
    
               July    June  (Prev)     May  (Prev) 
非農業部門雇用者増減     162     188     195     176     195 
(単位:1000人)
失業率(%)        7.4     7.6     7.6     7.6     7.6
    
平均週間労働時間      34.4    34.5    34.5    34.5    34.5     
製造業労働時間       40.6    40.8    40.9    40.7    40.8
  ─残業時間        3.2     3.4     3.3     3.3     3.3  
時間当たり賃金(ドル)  23.98   24.00   24.01   23.90   23.91
  増減率(%)       -0.1     0.4                        
     
業態別雇用者数増減(単位:1000人)
               July    June  (Prev)     May  (Prev)                
民間部門合計         161     196     202     187     207
    
 財生産             4       8       8      -4       0 
  建設            -6       8      13      -1       7
  製造             6      -3      -6      -5      -7 
 サービス          157     188     194     191     207 
   卸売         13.7     7.0    11.3     7.3     8.3  
   小売         46.8    39.7    37.1    32.6    26.9   
   輸送・保管       4.6     0.7    -5.1    -5.7    -6.8 
  情報             9      -4      -5       3       1
  金融取引          15      13      17       7       6
  専門職            36      61      53      70      65
   人材派遣         7.7    16.2     9.5    26.8    23.6    
  レジャー・接客      23      57      75      43      69 
    
政府             1      -8      -7     -11     -12 
    
家計調査
              July    June     May(単位:1000人) 
 労働人口増減        -37     177     420
 就業者増減         227     160     319
 失業者増減        -263      17     101
    
U‐6失業率(%)*    July    June     May
              14.0    14.3    13.8   
長期失業者(27週間以上)  July    June     May    
(単位:1000人)      4,246   4,328   4,357 
    
エコノミスト予想(ロイター調査)
非農業部門雇用者増減     +184,000
民間部門雇用者数      +189,000
失業率            7.5 pct
時間当たり賃金増減      +0.2 pct
平均週間労働時間        34.5 hours
    
    *U6:(完全失業者+縁辺労働者+経済情勢のためにパートタイムで就業している者
) 
/(労働力人口+縁辺労働者)
 
 
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7月米雇用統計:識者はこうみる

7月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が16万2000人増で予想を下回った。失業率は08年12月以来の低水準となった。
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