参院:初登院 「新人でございますので」 与党、言葉選び

毎日新聞 2013年08月02日 東京夕刊

 7月の参院選で当選した新人議員たちが2日、初登院した。自民党が独り勝ちし、ねじれが解消された国会で、まずはどこから取りかかるのか。

 ■自民、公明

 午前8時の国会正門開門の30分前。一番乗りした自民新人の高野光二郎氏は「(一番乗りは)予想外。こんな大勢に囲まれたのは初めてです」。国会議事堂に一礼し、踏みしめるように歩を進めた。自民の新人たちは、巨大与党の中でどう存在感を示すかが問われそうだ。山下雄平氏は「おごっていると言われないよう気を引き締めたい」。

 居酒屋チェーン「ワタミ」創業者の渡辺美樹氏は社員の過労死の責任を聞かれ「5年かけて命がけで反省してきた。ブラック企業ではない」と話した。

 与党議員には麻生太郎副総理の憲法を巡るナチス発言への質問も飛んだ。元大阪府知事の太田房江氏は「『ナチス』は撤回したが、言葉の選び方が不適切だ」と話したが、公明の佐々木さやか氏は「新人でございますので、ほかの方の発言には……」と歯切れが悪かった。

 ■野党

 民主党の数少ない選挙区の新人当選者となった森本真治氏は長男(6)、長女(1)ら一家総出で登院。「子育て世代が頑張れるような日本にする」と表情を引き締めた。

 議席増の共産、吉良佳子氏は153センチの体が記者に囲まれると見えなくなった。ハンカチで汗をぬぐいながら「ブラック企業をなくし、就職氷河期の若者の実態を届けたい」と笑顔を見せた。

 維新のアントニオ猪木氏は赤いマフラーを首に巻いて登場。かつて「消費増税に延髄切り」と発言して話題になったが「(消費税は)いずれ上げないと経済が成り立たない。慎重に考えていきたい」と控えめだった。

 元安倍晋三首相秘書官のみんな、井上義行氏は当選後、安倍氏と2回電話で話したといい「今でも親しいが、消費増税は凍結を訴えたい」と述べた。【青島顕、町田結子、和田浩幸】

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