広島県はおしくない！。呉市出身の俳優河原さぶさん（67）が２日、県庁前で県の観光キャンペーン「おしい！広島県」に異議を唱える街頭演説のパフォーマンスをした。

　「愛する古里を『おしい』とはとんでもない」と街宣車の上から訴えた河原さん。「海、山の幸とも素晴らしい。お好み焼きを食べて『おしい』と言うのか。なぜ素直に『おいしい』と言えないのか」と絶叫すると、県職員たちが扮（ふん）した聴衆から「そうだ、そうだ」と声援が上がった。

　８日に発表する新たな観光キャンペーンへの関心を高めようと県が企画。河原さんは、８日に東京都内で新たなキャンペーンを発表する記者会見にも出席する。「おしいか、おいしいか、白黒はっきりさせる」と意気込み、マイクを収めた。

【写真説明】街宣カーの上から観光キャンペーン「おしい！広島県」反対を訴える河原さん（車上右）