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できごと
「都構想にNOを」「完全に裏切られた」堺市長選で竹山市長と橋下氏、対立激化
「応援は間違い」
「どうやって当選したか忘れている。完全に裏切られた」。7月29日、橋下氏は竹山氏をこう切り捨てた。竹山氏は今回、自民や民主、公明に推薦を求める意向を示したが、これについても「相乗り批判で当選したのに、今度は相乗りか」と皮肉った。
橋下氏は最近まで目立った批判はしなかった。2月に竹山氏が出馬表明した際には「(前回市長選で)応援したからといって、考えが合わないときに(竹山氏が)主張することはいい」と理解を示した。だが、7月の参院選で、竹山氏が大阪都構想に反対する大阪選挙区の自民候補を応援し「大阪市解体は百害あって一利なし」と批判したことで、怒りが高まった。
橋下氏は維新幹事長の松井一郎大阪府知事とともに、7月27日の維新執行役員会で「大阪の課題に専念したい」として辞意を申し出たが、課題の中身について松井氏は、大阪都構想の推進などとともに、堺市長選への対応も含まれているとの認識を示した。
公明どちらに…数字上は激戦も
「竹山市長と議論したら5分で決着がつく。僕の論理が勝つ。尻尾をまいて逃げている」。橋下氏は31日、直接討論に応じない意向の竹山氏をこき下ろし、余裕をうかがわせた。
だが数字上では激戦も予想される。参院選の堺市での比例代表得票は、維新の約10万900票に対し、自民約8万1100票、公明約6万8800票、共産約4万1700票、民主約2万4800票。都構想反対の自民、民主、共産の合計は、維新を上回る。
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