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榛名湖でワカサギの生息調査8月2日 16時55分
放射性物質の検査に必要なワカサギを捕獲できず、釣りができない状態が続いている群馬県高崎市の榛名湖で、放流したワカサギの生息状況を確認する調査が行われました。
高崎市の榛名湖は冬の間、氷上で行われるワカサギ釣りが人気ですが、原発事故を受けて放射性物質の検査をしようとしたところ、必要な数が捕獲できず、2年連続で釣りの解禁が見送られています。このため地元の漁協が新たにワカサギの稚魚を放流するなど数を増やす取り組みを進めていて、2日は県の水産試験場の担当者など合わせて18人が生息状況を調べました。
ワカサギはその年によって数の増減が激しいということで、担当者たちはボートに乗って専用の網で捕獲したり、湖の浅瀬に潜ったりして数や大きさなどを確認していました。
群馬県水産試験場の久下敏宏主席研究員は「きょうの調査でワカサギがたくさんいることが分かったのでこのまま順調に育ってほしい」と話していました。
榛名湖漁業協同組合の野口正博組合長は「2年連続で解禁されず、地元の観光業は大きな打撃を受けているので、ことしこそはと期待しています」と話していました。
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