おお‐やけ〔おほ‐〕【公】
公にする
事実や意見を社会に知らせる。公表する。また、著書を世に出す。「当時の外交文書が初めて―◦された」
おおやけがた【公方】
朝廷・政治などに関する方面。
「―の御後見はさらにも言はず」〈源・澪標〉
「―の御後見はさらにも言はず」〈源・澪標〉
おおやけごと【公事】
3 公式に定まっているやり方。
「祭のほど、限りある―に添ふこと多く」〈源・葵〉
「祭のほど、限りある―に添ふこと多く」〈源・葵〉
おおやけざま【公様】
[名・形動ナリ]
1 天皇・朝廷に関する方面。また、そのさま。
「世の中騒がしくて、―に物のさとし繁く」〈源・薄雲〉
「世の中騒がしくて、―に物のさとし繁く」〈源・薄雲〉
2 形どおりであること。表向きであること。公式であること。また、そのさま。
「例の―なるべし」〈紫式部日記〉
「例の―なるべし」〈紫式部日記〉
おおやけづかい【公使ひ】
朝廷からの使い。勅使。
「―来たりて付けたりし封を開きて」〈今昔・二・三三〉
「―来たりて付けたりし封を開きて」〈今昔・二・三三〉
おおやけのしせつ【公の施設】
おおやけばら【公腹】
世の中全体の立場からみて腹が立つこと。公憤。
「―とか、よからぬ人の言ふやうに、憎くこそ思う給へられしか」〈紫式部日記〉
「―とか、よからぬ人の言ふやうに、憎くこそ思う給へられしか」〈紫式部日記〉
おおやけびと【公人】
おおやけもの【公物】
朝廷・天皇の所有物。官有物。
「私の領になり侍らむは便なきことなり。―にて候ふべきなり」〈大鏡・三条院〉
「私の領になり侍らむは便なきことなり。―にて候ふべきなり」〈大鏡・三条院〉
おおやけわざ【公業】
天皇、朝廷の行う政務や行事。朝廷の催し。
「―にて、あるじの宮の、仕うまつり給ふにはあらず」〈源・宿木〉
「―にて、あるじの宮の、仕うまつり給ふにはあらず」〈源・宿木〉
提供元:「デジタル大辞泉」凡例
「おお‐やけ〔おほ‐〕【公】」の前の言葉
「おお‐やけ〔おほ‐〕【公】」の後の言葉