「福島原発の水蒸気、韓国への影響はない」

　先月18日、福島第一原子力発電所3号機で水蒸気が発生した問題について、韓国政府の原子力安全委員会は1日「韓国への影響はない」と発表した。

　同委員会はこの日「全国14カ所の放射性物質測定施設で、先月18－21日に大気を分析した結果、人工的に発生した放射性物質は検出されなかった。また全国122カ所の無人自動監視システムでリアルタイムに行われた環境放射線（生活環境の中にある放射線）の測定でも、安全基準を維持していた」と説明した。

　同委員会は、福島第一原発で発生した水蒸気から高濃度の放射性物質が検出されたという日本メディアの報道を受け、放射能汚染についての調査に乗り出した。同委員会は全国の環境放射線の測定結果をウェブサイトで公開しているが、人工的に発生した放射性物質が検出されるなど、特異な状況が確認された場合、直ちに公開する方針を打ち出した。