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大飯原発 3度目の活断層調査
7月27日 12時6分

大飯原発 3度目の活断層調査
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国内で唯一運転している、福井県の大飯原子力発電所の敷地内の断層について、国の原子力規制委員会は活断層かどうかを判断するため、専門家と共に3度目となる現地調査を始めました。

大飯原発では、原子力規制委員会の専門家会議が現地調査を去年11月以降2度行いましたが、敷地内を南北に走る「F-6」という断層について、活断層かどうかで意見が分かれ結論に至っていません。
このため27日朝から3度目となる現地調査に入り、午前中は3号機の南側で新たに掘られた、長さおよそ70メートル、深さおよそ40メートルの溝が上から見下ろせる場所で、関西電力から説明を聞きながら注意深く観察しました。F-6断層は、原子炉を冷やす海水を取り込む重要な配管が真上にあると指摘され、活断層と判断されると3号機と4号機は停止を求められる可能性がありますが、関西電力は「活断層ではない」と主張しています。
規制委員会は、国内で唯一運転中の大飯原発の2基について新たな規制基準に基づいて安全性を確認し、定期検査が始まることし9月まで運転の継続を認めていますが、断層の問題は先送りしていました。関西電力は、定期検査後の運転再開を目指し安全審査の申請をしていますが、規制委員会は活断層かどうかを判断するまで審査は行わない方針を決めています。

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