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双葉郡町村長など 国に除染継続要望8月2日 15時51分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、多くの住民が避難生活を強いられている福島県の双葉郡の町長などが、国が長期的な目標にしている被ばく線量以下になるまで放射性物質を取り除く除染を続けることなどを環境省に要望しました。
2日は双葉郡の8つの町と村の町長や村長、それに各議会の議長が環境省を訪れ、石原環境大臣などに要望書を手渡しました。
この中では、国が長期的な目標にしている年間1ミリシーベルト以下の被ばく線量を達成するまで除染を続けることや、目標が達成されないときは同じ場所を再び除染する「再除染」を行うことなどを求めています。
これに対し、環境省側は「要望の内容を精査し、地元と協議をしたうえでスピード感をもって対応したい」と話したということです。
双葉郡での除染を巡っては、放射線量が比較的低い広野町ではほぼ終わりましたが、富岡町、双葉町、浪江町の合わせて3つの町では、作業自体が始まっていないなど進捗の遅れが課題になっています。
双葉地方町村会の会長を務める広野町の山田基星町長は「住民の不安を解消して地元に戻ることを実現するには、除染をきちんとやってもらうことが大切だ。特に『再除染』については非常に大事だと思っていて、実現を強く要望した」と話していました。
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