いや、秘密の栄養素というほどのモノでは・・
いやあ・・まあ、あれですよ。
さて、話は変わりますが、
痛風体質の人は、誰しも尿酸値を下げたいです。
尿酸値を下げるのには、
尿酸を多く排泄してしまう・・というのも、一手。
で、尿酸というものは、
大半が尿から排泄されるようです。
ところが、いくら尿を排泄しても、
体質が酸性に傾いていると、
尿も酸性尿になってしまいガチです。
酸性尿では、尿酸は溶けにくいのです。
アルカリ化した方が、尿酸はよく溶けます。
では、尿をアルカリ化させる食品には、
どんなものが?
「きのこ・海藻・生野菜」 など、です。
で。
冒頭の「秘密の栄養素」とは何か?
「尿酸の排泄を促す、ヒミツの栄養素」 とは、何なのか?
ずばり、『ビタミンC』 なのです。
「ビタミンC」 には、
尿酸の排泄を促進させる働きがあるのです。
ここで、前述の「きのこ・海藻・生野菜」。
中でも “生野菜”には、
ビタミンCも豊富に含まれています。
と、いうことは・・
“生野菜”は、尿をアルカリ化にさせる食品でありながら、
しかも、尿酸の排泄を促進させるのです。
さ・・最強じゃないですか~
かといって、
ウサギじゃあるまいし、野菜ばかりも食べていられませんが、
この夏、ほんの少しでも
生野菜を多めに食べようと考えています。
早食いは、ドカ食いにつながり、肥満の元でもあります。
そもそも、なんで早食いができるか、というのは
「よく噛んでいないから」とも言えます。
痛風と“早食い”は、一見関係ないようですが・・
「早食い」→「肥満」→「内臓脂肪の増加」→「尿酸値が上がる」
・・のような関連があります。
内臓脂肪が増加すると、そこから分泌する、
アディポネクチンという物質が減少してしまいます。
これにより、尿酸値が上がってしまうのです。
むむ~
痩せなきゃ。
夏場ですしね。
チャンスの時期でもあります。
ですが、食事時・・というのは、うまくできているもので、
一日三食ですが、なぜか お腹が減っている頃合いに、
食事の時間が来るのです。
うまくできています。
ですので、お腹がすいているときに、
目の前に、おいしそうな食事があるわけですから。
これは、ゆっくり食べろ、といっても・・ねえ。
早く食べたいですよ。
で。
おススメは、「きのこ」。
キノコ?
きのこは、尿をアルカリ化する食品です。
酸性の尿には、尿酸は溶けにくいので、
尿はアルカリ性の方が、尿酸の排泄に関しては
望ましいです。
おまけに、低カロリー食品ですしね。
さらに。
キノコは食物繊維が豊富です。
つまり・・噛みごたえがあるのです。
と、いうことは?
「ゆっくり食べる習慣が自然に、つく」
・・・と、いうことで。
まあ、自分で心がけなきゃ意味ないですけどね。
いくら、きのこでも。
良く噛んで食べよう、というふうに。
あ。でも。
きのこ、といっても「干しシイタケ」は
やめた方がいいですよ。
あれは、プリン体が高い食品のリストで、
いつもトップクラスを走っていますから。
干しシイタケって、こんなヤツ▼↓
痛風の民間療法というものがあって、
生タマネギを生のまま( 水に さらさず) 、まるまる一個食べるそうです。
このやり方で、
痛風発作の激痛を、劇的に緩和させた人がいるらしいので。
発作のときに効果があるのなら、
普段から食べていたら、
痛風発作を起こさずに済むのではないか、
あるいは発症しても軽く済むのではないか。
そう考えて、実際に
自分で食べてみて、試しているのですが・・
効果のほどは、今のところは
実感として、わかりません。
たまねぎは刺激物なので、食べ過ぎると
胃の調子が少し悪くなったこともあったのですが、
食べる量を減らすと、すぐに回復しました。
で、すぐに また量を増やして、
毎日食べていました。
すると。
食べ始めて、一か月くらい経ったら、
なんか、体に違和感を感じるではありませんか。
何も食べていないのに、
口の中が変な味がするのです。
??
翌日には、喉が痛くなっていました。
焼けるように痛いのです。
風邪?
いや、それらしい兆候も・・何もしんどくないし、
そんな気配はありません。
これは、もしや・・タマネギの食べ過ぎ?
そういえば・・
玉ねぎの食べ方も、はじめのうちは
皮むきでスライスして食べていたのですが・・
こういうのを使っていました。▼↓
毎日のことですから、だんだん面倒になってきて。
生たまねぎを、丸かじりしていました。
これは・・からいです。
辛くて、口の中がビリビリしてくるのですが、
いや、これも痛風改善のためだから・・と
我慢して食べ続けていると、次第に涙が出てくるのです。
なんか、もう・・苦行のようでした。
で。
玉ねぎを食べるのを一日、休んでみると、
喉の痛みも、口の中の変な味も回復。
う~ん・・やはり、玉葱の食べ過ぎだったのかな?
でも、まあ・・
痛風への効果の方は よくわかりませんが、
昔から、玉ねぎは
「血液サラサラ」の効果がある、と
うたわれているし、やめようとは思いません。
ですが、自分の場合は、
まるまる一個は 多すぎて、
半分・・いや、四分の一くらいが適量かな、
と思ったりしています。
痛風はその昔、「ぜいたく病」 だとか 「貴族病」 だとか
言われましたが、今では
そんなふうに思っている人はいないと思います。
私もその昔、痛風発作で足を引きずりながら歩いていたら。
「贅沢の し過ぎだろ?」
と、病名を聞いた人の反応は、だいたい そんな感じでした。
現在では、痛風は「生活習慣病」 と考えられています。
まあ、本当は“体質”などの『遺伝の要素』も大きいんですけどね。
それはなぜか、あまり言われません。
さて、痛風治療の基本とは、どんなものなのでしょうか。
●規則正しい生活をする
●食生活を改善する
●充分な水分を摂る
●生活に運動を取り入れる
●減量して肥満を解消する
・・・というような感じです。
[規則正しい生活をする]
夜更かしをせずに、できれば夜は12時までに寝る。
可能ならば、早寝早起き。
3食、きちんと食事する
[食生活を改善する]
偏った食事をせず、バランス良く食べる。
できれば、プリン体の多い食品は避ける。
ビールなどのアルコール飲料は、可能ならばやめる、
あるいは量を減らす。
野菜もしっかり食べる。
食べ過ぎないように気をつける。
[充分な水分を摂る]
一日、2リットル以上・・と言われています。
尿量に関連するので、充分な水分を。
[生活に運動を取り入れる]
ゆったりとした有酸素運動(ウォーキングなど)が望ましい。
筋トレなど激しい運動は、尿酸値を上げる要因。
[減量して肥満を解消する]
内臓脂肪が増大すると、尿酸値も上がる。
おおざっぱではありますが、
以上のようなものが基本です。
尿酸値を下げる、薬物療法を実践しておられる方でも、
生活習慣を改善することを継続することが理想です。
いったん、尿酸値を下げる薬を飲み始めると、
一生、飲み続けなければならない、と考えられているようですが、
そうでもないです。
薬を飲んでいる期間に、(肥満など) 生活習慣を改善できれば、
もう薬物療法を中止できるようです。
(ただし、医師の指導の元で。自己判断は望ましくないです)
逆に、薬を飲んでいるから・・と、
食べたい放題、飲みたい放題では、
痛風が改善するとは思えません。
その証拠に、薬を止めるや否や、
尿酸値は 跳ね上がってしまいます。
薬物療法をする人も、そうでない人も、
生活習慣を改善することは、
とても大切なことだと思います。
痛風の痛みは、想像を絶するほど痛く、
苦しく、辛いものです。
ですが・・本当は、そんなもの、
どうってことないのです。
あんなに痛くてツライ、痛風発作が
どうってことないって??
だって、痛風発作で、死には しないから。
どんなに痛く腫れあがった痛風発作でも
いつか発作が終息して、治まる時がきます。
実は、もっと怖い、恐ろしいものがあるのです。
それは、痛風が原因で腎臓が悪くなること。
いわゆる、『痛風腎 (つうふうじん) 』 と呼ばれる合併症です。
痛風腎、とは、すなわち、腎機能障害のことを言います。
腎機能障害とは、腎臓の濾過(ろか)機能が
低下してしまうことなのですが・・
なんで、こんなことになるのか?
なんで、腎機能が低下してしまうのか?
これは、つまり。
腎臓の尿細管という組織に、尿酸結晶が沈着してしまうからなのです。
尿酸結晶というのは、親指の関節の付け根などに沈着して、
少しずつ、それがたまって増えて、やがて痛風発作を引き起こす、
あの尿酸結晶のことです。
そうです。
尿酸結晶は関節にだけ、沈着するわけではないんです。
腎臓にだって沈着します。
そして、ろ過機能を低下させてしまうのです。
腎臓が悪くなってきても、困ったコトに
自覚症状はほとんどありません。
さらに、放置しておくと、
慢性腎不全になる可能性もあります。
そして、いずれは透析をしなければ
ならなくなるかもしれません。
じゃあ・・なんで、腎臓にまで
尿酸結晶は沈着してしまうの?
それは、尿酸値が高すぎるから。
そして、尿酸値が高いままの期間が長いから。
やはり、今後の人生のためにも、
一年でも長く、健康で長生きするためには、
腎臓を悪くしないことが肝心です。
肝心という言葉は、今でこそ「肝心」ですが、
旧字体では 『肝腎』 と書きました。
つまり、肝臓と腎臓。
それは、体の要 (カナメ) なんです。
痛風体質の人の弱点は、ズバリ、腎臓です。
なんとか、腎臓が悪くならないよう、
大切にしていきたいものです。
痛風といえば、プリン体。
プリン体といえば、痛風、と思われていますが・・。
本当は、
プリン体の摂取を大幅に減らすより、
一日の総摂取カロリーを減らす方が効果的です。
好きな食べモノを徹底的にカットするより、
食べ過ぎないことの方が大切だと思います。
たとえば、健康に良いとされる、野菜。
痛風的には、あまり望ましくないとされる、焼肉。
そりゃ、焼肉食べるなら、野菜の方が
痛風体質ならば、体にはいいでしょう。
でも、だからといって、食べ過ぎたら?
野菜の食べ過ぎって、どうなの?
野菜をお腹いっぱい食べる > 焼肉をほんの少し食べる
食べ過ぎるくらいなら、
好きなものを少しだけ食べる方が、ずっとマシなんです。
食べ過ぎは、痛風にとって、良くないです。
肥満にもつながりますしね。
とにかく、プリン体カットばかりが言われていますが、
そっちの方は、ほんの少し、
気をつけるくらいでいいんじゃないかと思います。
徹底した食事制限をしても、中々、続きませんからね。
なるべく、控える・・程度でいいのではないか、と。
それよりも、何を食べるにしても、
お腹いっぱいまで、満腹まで食べないように。
その方が、よっぽど、効果的だと考えています。
いつも、腹八分目が理想的。
いや・・最近は、腹六分目らしいですね。
「コホート研究」というものがあって。
コホート研究っていうのは、痛風に限定される研究ではなく、
関連性を調べる研究の方法のことです。
つまり・・
ひらたく言えば。
たとえば、
Aというマウスの集団と、Bというマウスの集団がある、とすると。
Aというマウスの集団には、ある物質を与える。
Bというマウスの集団には、その物質を与えない。
で・・両者の経過を見る。
その結果、Aというマウスの集団は、ある種の病気になった。
Bというマウスの集団は、健康のまま。
よって、この物質は
人間が摂取しても、病気になる可能性がある、みたいなデータが得られる。
・・・そういう比較研究の仕方を「コホート研究」というらしいです。
で、この「コホート研究」を用いて、
痛風の人のデータを検証してみたそうです。
調査対象は、
「尿酸値 6.0mg/dl以下の人のグループ」 「尿酸値 6.0mg/dl以上の人のグループ」
その結果は、どうなったのでしょうか。
「尿酸値 6.0mg/dl以下の人のグループ」の方は、
体内に蓄積している尿酸結晶が減少 して、
痛風発作を予防できたそうです。
「尿酸値 6.0mg/dl以上の人のグループ」の方は、
そうではなかった、と。
で。
ここで・・尿酸値は、6.0mg/dl以下にしましょう!
と、なるのですが・・・・
いやあ。
そんなことは、わかっているんですけどねえ。
果糖というのは、果物に含まれている糖分のことです。
この「果糖」が尿酸値を上げるそうです。
う~ん・・
果物は、おいしいし、
ビタミンや食物繊維も豊富で
良い食品なんですけどねえ。
尿をアルカリ性にもしますし。
気をつけなきゃいけないのは、
果糖は何も果物だけじゃない、ってこと。
そう。
オレンジジュースとか。
果汁入り飲料ですね。
特に夏場は、おいしいので
冷たい清涼飲料水を多く飲みガチですが、
果糖が多く含まれている場合がありますので。
要注意、ってことで。
また、ジュース類は甘いので、
気をつけないと肥満につながりますので、
やはり、飲み過ぎには気をつけた方が
良さそうです。
喉が乾いたら、お茶。
あるいは、水。
夏場は、しっかり水分をとっておきたいですね。
「低尿酸血症」 というものがあるそうです。
聞いたことがありませんね。
何なのでしょうか?
高尿酸血症というのは、
血中尿酸が多すぎる状態が続いた症状のことで、
発作が発症すると、「痛風」と診断されます。
このときの、尿酸値の目安は、
「7.0mg/dl以上」。
では、「低尿酸血症」というのは、
どういう状態なのでしょうか。
「低尿酸血症」の、尿酸値の目安は、
「2.0mg/dl以下」だそうです。
いつも尿酸値が高いめの私としては、
一度、「低尿酸血症」になってみたい気もしますが・・
原因としては、
腎臓が尿酸を多く排泄し過ぎてしまう場合が
ほとんどなのだ、とか。
体質なのでしょうかね。
あとは尿酸値を下げる薬を、飲み過ぎている、とか。
あるいは、腎臓の機能障害、とか。
で、この「低尿酸血症」は
何がマズイのか?
尿酸を排泄し過ぎるため、
尿の中の尿酸が非常に多いそうです。
これにより、
尿路結石になりやすいらしく、
また、血尿、急性腎不全の可能性も
あるとか・・。
尿酸値が高すぎて苦労している者からすれば、
夢のような「尿酸値の数値」ですが、
低ければ良い、というものでも
ないようです。
「レッシュ・ナイハン症候群」 というのは、遺伝子異常によって生じる病気です。
痛風とは少し違うのですが、
高尿酸血症、痛風と同様の症状を発症したりします。
発病するのは、主に子供。
それも男の子がなる病気で、発症の確率は、
10万人に1人。
宝くじなら、10万人に1人の当選確率でも嬉しいですが、
これは病気なので、嬉しくありません。
レッシュ・ナイハン症候群は、突然変異で
体内でプリン体の代謝がうまくできなくなるそうです。
結果として、尿酸を作り過ぎてしまい、
高尿酸血症、になる、とか。
つまり、まだ子供なのに、
痛風になったり、腎不全になったりしてしまうらしいです。
う~ん・・なんか、大変です。
痛風の場合は、遺伝など体質もありますが、
基本は生活習慣病なので。
食生活や摂取カロリーに注意したり、運動など、
生活習慣を見直し、気をつけることで
ある程度は改善できます。
でも、この「レッシュ・ナイハン症候群」というのは、
薬物で症状を抑える程度で、
根本的な解決法、治療法が見つかっていないそうです。
医学は年々進歩していますが、
世の中の多くの難病が、治癒できるようになればいいですね。
痛風の原因は、いろいろありますが、
肝心な要因は何なのか?
考えてみました。
『摂取カロリーの摂り過ぎ+遺伝』
これに、尽きます。
「摂取カロリーの摂り過ぎ」 というのは、
要するに“食べ過ぎ”です。
これが・・もう、根源といっても過言ではないと思います。
プリン体が、どうこう・・言う前に、
摂取エネルギーが多すぎるのです。
若いころは代謝が良くて、
何もしなくてもカロリーを使う基礎代謝も活発ですが。
年をするにつれて、だんだん代謝が悪くなります。
でも、食べる量は、昔とそんなに変わりません。
長年の習慣ですからね。
相当、意識して、食事量を落とさなきゃダメです。
そんなに食べていないけどなあ・・
じゃあ、自分が痩せているか、普通くらいなのか、
太っているのか、よく考えてみてください。
痩せているか、普通ならば問題ないのですが、
太っているなら、(一日の)動く量より食べる量が多いのです。
太る (食べ過ぎと運動不足!) と 内臓脂肪がつきます。
内臓脂肪がつくと、尿酸値が上がります。
しかも。
痛風体質の人の弱点である「腎臓」。
これにも悪影響を及ぼします。
内臓脂肪がつくと、なぜダメなのか?
内臓脂肪がつくと、インスリン抵抗性が生じます。
その結果・・高血圧になるのです。
高血圧になると、腎機能が低下してきます。
腎機能が低下してくると、インスリン抵抗性が強くなり、
さらに高血圧になります。
悪循環です。
ただでさえ、痛風体質の人は腎臓が弱点なのです。
痛風にとって、肥満は絶対に大敵です。
それから、遺伝。
遺伝といえば、もう身も蓋もないように思うかもしれませんが・・
まあ、体質ということで。
人それぞれ、
尿酸の排泄能力が弱いタイプの人や、
尿酸を作り過ぎてしまう体質の人がいます。
一人として、同じ体質の人はいないので、
これこそ、個人差があります、という話になってしまいます。
ですので、ある人には効果のあった
薬や療法が、また別の人にはあまり効果がなかった・・などと
いうことがあり得るのです。
遺伝の方は、持って生まれた体質ですので、
どうにもならない部分がありますが、
肥満の方は自分の努力によって、大いに改善できます。
夏は体重を落としやすい季節です。
ぜひとも、減量にがんばってください。
私も、一生懸命、体重を落としてみます。
毎日、測っています。▼↓
以前、「痛風 コーヒー」 という記事を書いたことがあります。
かんたんに言うと、
『毎日、コーヒーを6杯は飲まねば効果は上がらない』
という結論でした。
何の効果かというと、もちろん、痛風予防。
コーヒーの成分で有名なのは、
「カフェイン」ですが、
これが痛風に効果があるわけじゃないようです。
なにが効果なのかというと、
コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」 。
この「クロロゲン酸」というポリフェノールが、
「抗酸化成分」なのだそうです。
で。
長年、痛風で苦しんでいる私ですが、
だからといって、コーヒーを6杯は・・
ちょっとキツイです。
コーヒーは1杯、もしくは2杯くらい
飲むからおいしいのであって、
6杯は、ねえ?
そんなわけで、
6杯のコーヒーを毎日飲めば、
「尿酸値が下がる」 のかどうか、
自分では試せていません。
でもね。
あれから考えてみたのですが、
「クロロゲン酸」 が効果的なのならば、
なんで6杯も飲まねばならないのでしょう?
そりゃ、効果があからさまに出るのは、
6杯かもしれません。
でも、6杯で効果が出るなら、
たとえ、1杯でも、6分の1の効果でも
出ても良さそうなものだ、と思いませんか?
??
さて。
この「コーヒーで痛風を予防する」 というのは、
ヨーロッパの“痛風の民間療法”だそうです。
ヨーロッパとか、あっちの方は
痛風の人が多そうな感じですからね。
体も大きいし。
で、コーヒーには
もうひとつ、効果があるんです。
「クロロゲン酸」 以外に。
そうです。
『利尿効果』。
御存じのように、
尿酸は大部分が尿から排泄されます。
夏場に痛風発作が多いのは、
汗を多くかくことによって、
尿量が減少するからだ、と言われています。
6杯もコーヒーを飲まねばならないのは、
この「利尿効果」によるところが
大きいのではないでしょうか?
つまり、大量のコーヒーを飲むことよって、
排尿促進につながります。
結果、尿酸が多く排泄でき、
尿酸値も下がる、と。
・・・と、思ったりしているのですが、
実際にコーヒーを6杯飲んで試せてないので、
なんとも言えませんが・・
ホントのところ、どうなのでしょうね?
とにかく、一時間ごとに症状がヒドくなっていくんです。
赤黒く腫れあがり、痛みが強くなっていくんです。
はじめて痛風発作を発症した人も、何度も発症している人も、
不安な気持ちは同じです。
刻一刻と、変貌を遂げていく自分の足に、
心配と恐れで押しつぶされそうな気持ちになります。
あ・・足と書きましたが、
痛風発作は足に出るとは限りません。
ですが、はじめての痛風発作、
痛風初期症状の場合、ほとんどが
「左足の親指の付け根の関節」に発症します。
これには、理由があるのですが、
長くなるので、またの機会に。
さて、果たして自分は
いつの間に、捻挫したんだろう。
どこで足をくじいたんだろう・・と考えたくもなりますが、
残念ながら、それは痛風です。
右足と左足を比べてみましょう。
発作が発症したのが、左足ならば、
そうでない足に比べて、足全体が赤黒くなっているでしょう?
発作が起こると、血行が悪くなるのです。
腫れと痛みがあるのは、(たいていが)
親指の関節の付け根なのに、
膝から下が、なんとなく赤みを帯びていたりします。
さて、このあたりの事情も、話せば長くなるので、またの機会に。
そんなことより。
痛風発作のときに、やってはいけないこと。
●患部を揉む
痛風発作で腫れあがっている患部を揉んだり、さすったりしては
いけません。
そんなことをしても、腫れが引いたりしません。
むしろ、悪化します。
痛風発作は筋肉痛などではないのです。
なるべく、触らないように・・
●風呂に入る
痛風発作は夏場に多く起こるので(理由は長くなるので、割愛)、
汗をかく時期であり、風呂に入りたいです。
ですが、痛風発作の真っ最中に、風呂に入ると、
腫れと痛みは悪化します。
これは体を温めることによって、血行が良くなるから。
血行が良くなると、白血球も活発になるので、
関節にたまった尿酸結晶への攻撃も勢いを増し、
結果として痛みがひどくなります。
できれば、体を拭く、あるいはシャワーくらいに
しておいた方が無難です。
本当は血行を良くした方が、
痛風発作は早く治るのです。
つまり、なぜ、痛風発作は起こるのかというと、
腫れと発熱で、体が懸命に、
体内に たまった尿酸結晶を溶かそうとするのです。
ですが、理屈はそうでも、
血行を良くすることで、発作の痛みは倍増します。
理論上はともかく、おススメできません。
●ビールは飲まない
たとえ日課でも、ビールなどの
アルコール飲料は飲んじゃダメです。
苦しむのは、自分です。
痛みはいっそう酷くなります。
●冷たい湿布がいいのか、温かい湿布か
患部を冷やすのが目的なので、冷たい湿布を。
温かい湿布は、風呂に入るのと同じ理由で、
お勧めできません。
湿布でなくても、氷でも何でもいいですが。
●水を多く飲む
痛風発作の痛みは、早く治めたいですが、
体内に過剰になりすぎた尿酸を排泄する必要があります。
尿酸は、尿と一緒に排泄されるのがほとんどなので、
多くの水を飲むのが望ましいです。
ですが、胃腸を冷やさないために、
氷水などを飲むより、温かめのお湯、せめて常温の水が
おススメです。
胃腸を冷やすと、胃を温める必要があるので、
血液が胃に集中して、結局、全身の血流が滞り、
手足が冷えます。
冷えると、尿酸が結晶化しやすくなりますので、
腫れている患部は冷やしても、体内は
なるべく冷やさない方がいいです。
冷やすのは、腫れているところだけです。
体の中、とくにお腹は冷やさない方が良いです。
●安静にする
立っていると血液が下に行くので、
腫れや痛みがだんだんツラくなります。
できれば、寝ている方がいいです。
仕事の人は、なるべく休んで、
お医者に行く方が結果的に
休む期間が少なくて済むと思います。
どうしても、仕事が休めない場合。
デスクワークならば、もう周囲の目を気にせず、
机の上に痛い方の足を、ばああん、と乗り上げます。
すると、血液が患部まで行きにくくなり、
少し痛みがラクになります。
寝ていられる場合は、痛い方の足に
座布団を何枚か敷くようにして、
足を高い位置になるように工夫します。
痛みは、少しは和らぎます。
心臓より高い位置に、足がくるようにすると、
少し痛みはラクです。
●お医者にいく
痛風発作は、たいていは夕食後、
もしくは、夜中に発症することが多いです。
翌日、歩けたら、近所のお医者でいいから、
行った方がいいです。
たいしたことはないだろう、ほっておけば
治るだろう。
そう思いたくもなりますが、確かに
時期が来れば治まってきますが、
その間、かなり苦しい、痛い思いをすることになります。
もし、自力で歩けそうならば、
お医者に行った方がいいです。
科目は、内科でも外科でも大丈夫。
ちなみに、私は内科に行きました。
途中から、「やってはいけないこと」が
「やったほうがいいこと」に変わってしまいましたね。
ご勘弁を。
尿酸値検査で、“あるコト” をすると、
尿酸値検査結果の数値を、低くする裏技というものが
あります。
それは、いったい?
・・・・・・。
さて、話は変わるのですが。
そもそも、尿酸値検査は何のためにするのでしょうか。
いうまでもなく、血液中に尿酸がどれくらいあるか、
あるいは、どれくらい過剰になっているか、ということを
計測するためです。
つまり・・目安ですね。
自分が、今、どんな状態かということが
数値結果という数字により、具体的に わかる・・というわけです。
とても大切で、肝要なことです。
で、話は元に戻りますが・・
尿酸値検査結果の数値を、低くする裏技というものは、
どうやるのか?
ビタミンC を検査直前に飲むのです。
このビタミンCというのは、錠剤でも
ドリンク剤でも何でも構いません。
血液検査の自動分析装置は、
大量のビタミンCを摂取していると
影響が出る可能性があるのです。
(微量では影響なし)
つまり、実際の自分の尿酸値よりも、
低い数値を計上してしまうのです。
このことから、
尿酸値検査前に、意図的に
大量のビタミンCを摂取することにより、
尿酸値の下がった数値をはじき出すことが
可能です。
でも、ね。
果たして、そんなことをして・・何の意味があるのか?
尿酸値検査は、誰のためにやるのでしょう。
自分のためですよね。
自分の尿酸値の数値が高いと、嫌な気持ちになりますが、
それはそれで、反省材料。
尿酸値が高ければ高いで、
これじゃいけない、なんとか生活習慣を改善しなければ、とか
今後の痛風改善のための指標となるものです。
本当は、もっと高い尿酸値の数値なのに、
データ上だけ低くして、安心してみても
何の意味もありません。
だから、むしろ。
尿酸値の検査前は、なるべく
ビタミンCの摂取を控えて。
そして、
現在の自分の、正確な尿酸値の数値を
測定するのが望ましいと思います。