本塁打を放ち大谷（左）らとハイタッチする中田（中）

＜ロッテ３－４日本ハム（１日）＞日本ハムは１日、クリーンアップの一発攻勢でロッテ戦（ＱＶＣ）に快勝した。

　２―２で迎えた６回一死走者なし。ここで３番アブレイユが相手先発・唐川の１０８キロのカーブをうまく引っ掛け、２２号ソロを左翼席中段に運んだ。これで気落ちした唐川の甘い球を、今度は４番・中田がきっちりと捉えた。２球目のど真ん中の直球をフルスイングし、バックスクリーンに叩き込んだ。２発の“大型花火”で唐川をマウンドから引きずり下ろした。

　勝利をぐっと引き寄せる特大の２３号を放った中田は「何試合ぶりですかね？　久々の感触でした。点差は何点あってもいいんでね。投手をラクにするためにも打ててよかったです」。７月１３日オリックス以来の１発を自画自賛した。

　この日は日本ハム先発の中村勝が背信投球。３回４安打２失点で早々とマウンドを屋宜に譲った。７番右翼でスタメン出場した大谷も２打席凡退で６回二死二塁の好機に代打を出されるなどパッとしなかった。それでも打線の主役がいやなムードを振り払った。この勢いで最下位脱出を成し遂げる。