<オリックス3-7ソフトバンク(1日)>ソフトバンクが1日、オリックス戦(京セラドーム)に11―3で大勝した。打線は初回に鮮やかな攻撃で3点を先制し、8回には松田が3試合連続の一発となる通算100号本塁打などで一挙6点を奪うなど、相手投手陣を圧倒。投げては左腕エースの帆足が6回を1失点に抑えた。
投打がかみ合う理想的な展開で貯金を2とした鷹軍は、この勝利を足がかりにさらなる高みを目指す――。
鷹打線がいきなり先制パンチを食らわせた。初回、中村の二塁打、今宮に犠打で一死三塁とすると、打撃職人・長谷川がスライダーを中前にはじき返し「1、2番がしっかり自分の仕事をしてつくってくれたチャンス。自分も自分のやるべき仕事ができたと思う」。なおも一死一、二塁とし、今度は内川が中前適時打。続く江川の遊ゴロの間にもう1点追加。この回3点をゲットした。
この日の相手先発・前田には前回対戦の7月12日、降板する4回途中まで無失点に抑えられた。試合前には「うちには見ていく選手が比較的多いけど、早い回でKOするつもりでドンドン打っていこう」(藤本打撃コーチ)との話も出ていたが、見事、初回で試合の主導権を握ることに成功した。
リードして迎えた終盤にも打線が大爆発した。7回は中村の適時三塁打と内川の押し出し四球で2点を入れると、8回には長谷川、今宮の連続適時打、松田の通算100号となる12号3ラン、内川の12号ソロで6点を入れ、試合を決めた。
先発の帆足は安定感抜群の投球を披露した。初回から持ち味の緩急を生かした投球で相手打線に的を絞らせなかった。4回には無死満塁の大ピンチを招いたが、バルディリスの犠飛による1点のみで切り抜けた。6回を3安打1失点。これで今季7勝目(4敗)となり、いよいよ3年ぶりの2ケタ勝利も見えてきた。
ベテラン左腕としての意地もある。今季の大きな課題となっている先発陣の不調。特に交流戦後はエース・摂津しか勝てない状況が続いていた。「(帆足は)通算で80以上勝っている実績十分の投手。摂津しか勝てないと言われていることに対して、ほかにもいるんだぞという意識を誰よりも強く持っている投手だからね」(チーム関係者)
投打が見事にかみ合いオリックスに連勝し、貯金2としたソフトバンク。今度こそは完全に上昇気流に乗りたい。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。