どないなっとるねん!? DeNAにやられて、中日にまでも…。九回の突然のドシャ降りも虎の悲劇を色濃くした。ズブぬれの虎党からは「恥」「喝」のボードが掲げられた。勝ちパターンに入って、誰がどうみても…という継投ミスだ。
「六回だね。全体的に投手陣、リリーフが疲れてきている。ここをしのがないと。流れも悪いし、踏ん張りどころだ」
2-2とされた四回に代打浅井の併殺崩れの間に1点を勝ち越した。中継ぎ7人が待機。首脳陣の腕の見せどころだったが…。試合後の会見でも継投策に質問が集中した。
五回から登板した筒井は1回をピシャリ。六回先頭の森野を仕留めたところでお役御免。右打者の4番和田に対して、試合前まで7試合連続無失点だった若武者・松田を3番手として投入する選択肢も十分考えられたが、マウンドに上がったのは故障から復帰したばかりの西村だった。和田に左前打、平田にストレートの四球、クラークにも連続四球であっという間に一死満塁のピンチ。こうなれば流れを止められない。4番手加藤が高橋周に中越え満塁弾を浴びた。