株主・投資家情報

8つのプレート強化

当社グループは、介護・医療・アクティブシニアの各分野において、当社グループの顧客となり得るプレイヤーを認識し、それぞれをプレートと設定しております。
介護・医療の2分野においては従事者・事業者・エンドユーザの3者、アクティブシニア分野においては事業者・エンドユーザの2者の合計8つのプレートです。
具体的には、医療分野の従事者は看護師、医師、薬剤師の方々などのことで、事業者は病院、調剤薬局などのこと、エンドユーザは病院に入院・通院する患者やその家族の方々などを想定しております。
 当社グループでは、8つのプレートに対して、優先順位を付けて事業を展開しております。
介護分野と医療分野においては、従事者、事業者、エンドユーザ全てのプレートで中期的に圧倒的No.1を確立することを目指しております。
また、アクティブシニア分野、海外分野においては、機会創出の分野として位置付けております。


日常、非日常の事業区分と8つのプレート

当社グループは、ユーザのニーズ発生頻度により、運営する事業を「日常事業」と「非日常事業」に区分し、8つのプレートの中で、各事業の現在、将来的な結びつきを考慮しながら戦略策定、事業運営をしています。


3つの分野におけるサービス展開

当社グループは、各プレートに対して、日常事業・非日常事業を展開しております。日常事業では、従事者コミュニティや中小介護事業者向けビジネスポータルなど、従事者・事業者・エンドユーザの方々が日常的にサービスを利用したいというニーズを持つサービスを運営しております。非日常事業では、人材紹介や求人広告、資格講座情報など、従事者・エンドユーザの方々が非日常的に転職や資格取得等で利用したいというニーズを持つサービスを運営しております。


全社戦略

 当社グループは、全社の戦略として、介護・医療・アクティブシニアの各分野において、中長期的にみて当社グループサービスが圧倒的No.1の地位を確立するため、長期的に目指す姿として、「日常利用サービスをベースとした囲いこみ」と「非日常利用サービス」による事業の創造・拡大を目指します。


介護分野の戦略

 介護分野においては、長期的に目指す姿として、ケアマネジャーのコミュニティや中小介護事業者向けビジネスポータルなど、日常利用サービスをベースに従事者、事業者、エンドユーザを囲い込み、介護職の人材紹介や求人広告など非日常利用サービスへの送客を行い、各サービスを圧倒的No.1へ導きたいと考えております。また、新たな情報インフラの開発・育成・事業化を行うことも考えております。

介護分野の戦略 - 中小介護事業者向けビジネスポータル

 「カイポケビズ」では、介護保険請求ASPを中心とした、業務負荷低減、情報提供、採用管理により中小介護事業者の収益改善を実現するワンストップツール を低価格で提供しております。これにより、介護事業者のボリュームゾーンである中小介護事業者の日常的な囲い込みを図ります。今後5年間は「介護保険請求ASP」「求人広告」の2サービスを収益化事業としてフォーカスし、両分野において圧倒的No.1シェア獲得を目指します。


医療分野の戦略

 医療分野においては、長期的に目指す姿として、看護師や薬剤師のコミュニティなど従事者別の日常利用サービスによる囲い込みと、看護師の人材紹介や求人広告など医療関連キャリアサービスの双方の圧倒的No.1を実現したいと考えております。また、医療機関向け、エンドユーザ向け事業の開発、育成を進めたいと考えております。


医療分野の戦略-看護分野

 看護分野では、コミュニティを強化することで看護師を日常的に囲い込み、人材紹介や求人広告などの非日常利用サービスに送客することで既存事業の競争優位の確立を目指します。
 現在当社では、看護師の方々を対象とした人材紹介「ナース人材バンク」を展開しております。当事業では、インターネットの検索エンジンに広告を掲載することにより、転職を希望する看護師の方々の集客を行っております。転職は多くの看護師の方々にとって、多くとも一生に数回程度の頻度で発生する非日常的なニーズであるため、一度集客に成功しても、次回に転職のニーズが発生した際には、再度同様の方法で当社サービスに誘導する必要があります。そのため、常に広告掲載のための費用をかける必要が生じます。
 今後は、多くの看護師の方々が日常的に利用するコミュニティサイトを構築することで看護師の方々を日常的に囲い込むことにより、プロモーションコストをかけずに非日常的なニーズを捉えている人材紹介などのサービスに送客することにより、より盤石な事業モデルを構築することが可能となると考えております。