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流しカワウソ 大人気!ネットで大ウケ 来園者3割増

カワウソ(1)
市川市動植物園で人気の「流しカワウソ」
Photo By スポニチ

 千葉県市川市の市川市動植物園で、「流しそうめん」ならぬ「流しカワウソ」が人気を集めている。パイプの中を流れて遊ぶカワウソたちのコミカルな姿がインターネット上で話題となり、7月の来園者数は昨年と比べて3割増。画像を掲載した同園のツイッターや市のフェイスブックも大反響を呼んでいる。

 そうめんが今にも流れてきそうな形のパイプから、カワウソたちが次々と水しぶきをあげて滑ってくる。連日の暑さを忘れそうな涼しげな姿に、拍手や「かわいい」の歓声が何度も上がる。

 カワウソ舎に登場した「流しカワウソ」は飼育係の水品繁和さん(46)が発案。好奇心旺盛で活発に動くカワウソの行動を楽しんでもらおうとウオータースライダーをイメージ。配水管用の塩化ビニールパイプを半円状に切って水を流す遊具を昨年夏から設置した。しかし、傾斜が急でカワウソたちが利用しなかったため、今年4月に傾斜を緩くし、パイプを1本増設してT字形にするなど改良した。

 遊具で遊び回るのは、同園にいるコツメカワウソ10頭のうち、若い雄数頭。水品さんは「東南アジアなどに棲息し、細い水路などをせわしなく動き回るコツメカワウソの特性に合わせて造った。カワウソたちも気に入って喜んで遊んでいる」と話した。

 この様子を収めた動画が6月にインターネット上にアップされ話題に。さらに、同園が7月10日にツイッターで、流れずにパイプに詰まっている状態の4頭の画像を掲載すると、普段の投稿では2桁のリツイート(転送)数が約7000に上り拡散。市川市のフェイスブックでもこの画像を転載すると、3000人以上が「いいね!」ボタンを押した。

 同園によると、例年夏の暑い時期は来園者は減るが、今年7月の来園者数は昨年に比べて3割増。「流しカワウソを見たい」と岡山県から訪れた人もいたといい、「反響は予想以上。カワウソが貢献してくれた」と驚いている。同園のこれまでの“目玉展示”はレッサーパンダやオランウータンで、水品さんは「カワウソがこんなに注目を浴びたのは初めて。うれしい」と笑顔を見せた。

 千葉県柏市の小学5年寺嶋志侑くん(10)は家族で初めて訪れ「かわいくて、見ていて楽しかった」と喜んでいた。

[ 2013年8月2日 06:00 ]

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