無料ブログはココログ
2013年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アンジェラ先生のHP

sallyのフリースラインドハーネスのHP

Another Sandbox

  • Another Sandbox
    “犬の砂場”の非公開ブログです。閲覧には許可が必要です。こちらの砂場ではより多くの犬たちの活躍、そして犬たちのa substantial speech を楽しんでくださいませ~。

お勧めマズルガードのお店はこちら

㈳日本愛玩動物協会

FB

« スプリンクルズとノーズワークの違い。 | トップページ | よいラビット・モーメントになるように。 »

2013年6月19日 (水)

社会性と社交性。

39_large_2この状態の犬に(リデル)うちの子は誰でも仲良くできると、近づけるのが間違いです。
子犬ならリデルは許するでしょうが、相手はすでに一歳になろうとする若♂。

人間で例えるなら、18~20歳。犬式の挨拶もなしに年上のおねーさま「へいへいへい、あそぼうぜぇ~」と、声をかけているようなものです。

またリデルは、カイザーくんと知り合いになりたくないし、挨拶もされたくない、とにかくお前など相手にしたくな、と、言っています。

人間的に考えるなら、相手の思いを慮って、その思いを受け入れるのが優しさと言う建前かもしれませんが、犬の世界は建前はありません。

犬の世界は厳しいのが当たり前なのです。




へちまこの友人の犬がその友人の知り合いの犬を噛んだそうです。

友人の犬は確かに、オテンバで物事はっきり言うタイプの犬ですが、自分から近づいてまで、相手にちょっかいを出すような犬でもないのです。

で、どうしてそうなったかと話を聞くと、相手の犬への飼い主の思い違いがあるのがわかりました。

噛まれちゃった(実は、かすり。歯が当たった程度で一すじ)犬は、フレンドリーが身上の犬種。

人にも同族にも(特に同カテゴリ犬種)フレンドリーで社会性も高い子が多い。

陽気で明るく、誰とでもすぐに仲良くなれ、物おじがなく、めったに威嚇もないとなれば、理想の家庭犬です。

しかし、うちの子は誰とでも、うちの子は人が好き、うちの子は犬も好き、うちの子は犬と遊ぶのが好き・・・と、うちの子目線になりがちになっているように思うのです。


なんせ、人から見ていい子ですから。
8_large_2「あっちに行きなさいな」と、レオンくんの穏やかな指導的優位性です。

「あ、わかったわかったわかった~」と、宥和性のシグナルで返答をするダッシュ君。
犬にもそれぞれの断り方があります。

嫌がってないように見えますが、レオンくんの口元を見れば軽い緊張はありますが、危険な緊張ではありません。



友人は、以前からその子とはうちの子は合わないと思っていたので、近づけないようにしていたそうです。

その日は、よく知る馴染みの犬と和やかにご挨拶を交わしていたそうです。

そこへ、その子がオフリードのままで突入してきてしまい、友人は必死にその子を迎えに来てもらおうと声を出したそうですが、届かず、結局は、友人の犬は大声の犬語で話をすることになり、その子に傷をつけてしまったそうです。

傷をつけられれば、誰だって面白くはありません。

でも、本当に傷ついたのは…友人の犬だと思うのです。


149_large「ウルセーーーー、お前など向こうに行けーーー!」と、ダッシュくん。
犬は自分のことを顧みません。

反省などしないと思いますよ。

人にしつこいことをするなと、嫌がることをするなと、人間はよく指導しますが、犬は人に言われて「あ、それっていやなことだったのごめん」と言う、反省はないのです。

自分の身に降りかかってきたことへの行動の結果が全てです。

立場が変われば、犬語の表現も変わる。

そして、若い犬ほど叱られることが多い。
それは、人間も同じ過程で成長するはずです。

教えられる立場から、教える立場になる、それが大人への過程だと思います。

自分の犬が上のような拒絶をされて、かわいそうだと思うなら、そうなる前に自分の犬を呼び戻す、近づけないという介入をすればいいことなのです。



嫌だというサインを送り続けていたのでは?

来ないでというサインを送り続けていたのでは?

そして、傷つけたという事実だけが残り、あの子は乱暴者とささやかれたり。

友人の犬は、けして相手を傷つけようとは思ってはいなかったはずです。

犬と言う生き物は、口を使って、嫌なことを撃退する生き物だと、言うことを忘れてはならないと思うのです。

相手の犬と飼い主さんのことを慮っていただけるなら、近づけないでくださいと、お願いされたら、どんなに自分の犬のフレンドリーさに自信があろうとも、やめてあげてほしいと思っています。


95_large「この若ぞーがっ!10万年早いpunch

「わーーー、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

「カイザーくん、人間から見ると本当にいい子なんですよ。
だけど、若いから仕方がないのです。

若♂が試練の道を歩むのは当然です。
まして、未去勢であればその試練は増えます。

そして、犬女子は本能的にヘナチョコ男子を傍に寄せ付けないことが多いです。
強いオス(暴力的ではなく精神的にも体力的にも知力も強いという意味)




前も書いたと思うのですが、社交性と社会性は、似て非なるもの。

どうぞ、フレンドリーで誰とでも友だちになれる子と豪語する前に、相手の犬語を読むことができる、社会性を育んでいただけたらな~と、思っています。

犬の保護者さんも・・・

では。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

« スプリンクルズとノーズワークの違い。 | トップページ | よいラビット・モーメントになるように。 »

」カテゴリの記事

コメント

マヒナもよくリデル姐さんに叱られてましたね(((^_^;)

まだまだ修行が必要ですが…随分と色んな物、犬をスルー出来るようになってきました。

マヒナも頑張ってスルーしようとしていても『ウチの子…大型犬と遊ぶのが大好きなんです』と言って近づいてくる人が結構いるんですよね(((^_^;)
かなり…迷惑(/▽\)♪

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502764/57622399

この記事へのトラックバック一覧です: 社会性と社交性。:

« スプリンクルズとノーズワークの違い。 | トップページ | よいラビット・モーメントになるように。 »

最近のトラックバック

カテゴリー