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映画にも登場の“レトロな街”中津高架下 立ち退きに「ノー」道路占有者ら、今月中に橋下市長に署名提出へ 大阪・キタ
2013.7.31 13:17
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「寝耳に水」の通知に店主らは反発。市は5月に説明会を開き、占有者に補償することなどを説明したが、占有者らは「立ち退き期限まで1年を切っており、話が急すぎる」「耐震化工事後も営業したい」などと譲らず、占有者が署名活動を行う事態に発展した。
「空襲で焼け出された人たちが、毎晩のように集まっていたと父から聞きました。戦時下の心のよりどころだったんです」-。約80年間続く金属製品卸売会社を営む尾形理一さん(74)は「耐震化の必要性は理解できるが、一方的に『出て行け』というのでは納得できない」と話す。飲食店を開いて1年あまりの村上禎一さん(47)は「雰囲気が気に入って念願の店を開いたばかり。また移転となれば、場所もお金もない」と天を仰ぐ。
市建設局は「道路は公共物。特定の業者に占有権を与え続けることはできない。立ち退きに理解を得られるよう説得していくしかない」としている。
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