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国際
【米西部で慰安婦像設置】いじめの噂、進出企業への妨害…苦境に立つ日系人社会
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グレンデール(人口約19万2千人)の北方にある山並みが、「ノアの箱舟」で有名な故郷アルメニアのアララト山に似ているため、大量に流入したアルメニア系住民は約9万人。一方、韓国系は1万数千人。ある日系人も「両者で人口の半分だ。韓国系にとって、アルメニア系と手を組むことでキャスチングボートを握ることができる」と話す。
オスマントルコに虐殺されたと主張するアルメニア系と、日本統治を経験した韓国系の双方にとり、「互いに犠牲を払った民族同士」との意識も強いという
今回の像設置に対しては、日系人社会から「1カ月ほど前に突然、公聴会開催が発表され、7月9日の公聴会直後の議決で設置が決定された。なぜこんなに設置を急ぐのか」との批判が出た。
地元邦字紙コラムニストの後藤英彦氏(73)も「像設置の前に日韓に加え、ハーバード大やオックスフォード大など米英の学者も交え事実を調査すべきだった」と疑問を呈する。
ウィーバー現市長も懐疑的な見方で、日系人社会のこうした主張に歩調を合わせるかのように、式典への参加を見合わせた。
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