楽天・田中将大投手(24)が1日、札幌市内の室内練習場でランニング、キャッチボールなど軽めの調整を行い、2日の日本ハム戦(札幌ドーム)での先発に備えた。現在、開幕から負けなしの14連勝。日本ハムを撃破し、プロ野球記録の15連勝に肩を並べる。
7月26日のロッテ戦、9回サヨナラ勝ちという劇的な展開で14勝目を手にしてから中6日。チームは田中が勝ってから4戦連続で逆転勝ちと、波に乗った。「チームもいい勝ち方をしてきている。逆転勝ちが続いているので、主導権を握っていけるような投球をすることが大事」。流れを手放すつもりはない。
開幕から15連勝は、1981年の日本ハム・間柴茂有、05年のソフトバンク・斉藤和巳の2人がマークしたプロ野球記録。特に斉藤には「みんなと抱いているイメージは一緒。憧れのピッチャーです」と話す。尊敬する先輩の記録にあと1勝だ。
自身もチームも好調だが、油断はない。「全ては勝ってから(話します)」。気を引き締め、バスに乗り込んだ。 (橋本雄一)
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