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米ロス近郊に「従軍慰安婦」像
7月31日 12時26分

米ロス近郊に「従軍慰安婦」像
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いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、日本政府に賠償などを求めているアメリカの韓国系市民団体が、ロサンゼルス近郊の都市にこの問題を象徴する銅像を設置し、現地の日本総領事館は「極めて残念だ」としています。

この銅像は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、日本政府に賠償などを求めてアメリカ・カリフォルニア州で活動する韓国系の市民団体が、ロサンゼルス近郊の都市グレンデールの公園に設置しました。30日、この市民団体やグレンデール市の議員、それに元慰安婦だという韓国人女性など、およそ500人が出席して除幕式が行われ、いわゆる従軍慰安婦の問題を象徴する少女の銅像と、訪れた人が座れるいすが公開されました。
この銅像といすは、おととしソウルの日本大使館の前に設置されたものと同じだということです。
団体によりますと、アメリカでは、韓国系住民の働きかけで、慰安婦に関する記念碑が東部ではニューヨーク市の公園など少なくとも3か所に設置されていますが、西部で設置されたのは初めてだということです。
今回の銅像を巡っては、地元の日本人や日系人から反発が広がっており、ロサンゼルスの日本総領事館は「銅像が設置されたことは極めて残念だ」とするコメントを発表しました。

少女の銅像設置は残念

菅官房長官は午前の記者会見で「政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題について政治問題や外交問題にすべきではないという考え方で、われわれの考え方とは相いれないものだ。市長や市議会議員をはじめとする市の関係者には、政府の考え方を説明し、適切な対応を求めてきた。結果として少女の銅像が設置されたことは極めて残念だ」と述べました。
また菅官房長官は「市長は除幕式に出席しなかったと聞いている。今後も、政府の考え方やこれまでの取り組みについてアメリカの政府関係者などに説明し、理解を求める努力をしていく」と述べました。

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