中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


矢野「こけら落としゴール狙う」

2013年8月2日 紙面から

 名古屋グランパスのFW矢野貴章(29)が1日、改修を終えたヤマハスタジアムで3日にある磐田戦で「こけら落としゴール」を狙うと語った。矢野は浜松市出身で、ヤマハスタジアムには少年時代に通い詰めた。思い出の場所のモデルチェンジを、自らの得点で祝福する。

 矢野にとってヤマハスタジアムは単なるアウェーのスタジアムではない。浜松育ち。中学時代は磐田の下部組織でサッカーに明け暮れた。そんな時期、矢野は毎週のようにスタジアムに足を運んでいたという。

 「ちょうど磐田が一番強かった時代ですね。ボクはいつもメーンスタンドで試合を見ていました」。10数年前の記憶を、矢野は懐かしそうにひもといた。

 矢野が通ったスタジアムは、3日の磐田−名古屋戦で節目を迎える。スタンドの一部増設や、ホームとアウェーのゴール裏スタンド入れ替えを目的とした改修工事が完了。この試合はこけら落としと銘打たれている。

 磐田は記念イベントに歴代OBを招いて再出発を祝う予定で、矢野が少年時代にあこがれた選手も来場する。元日本代表FW中山雅史さんだ。矢野は語る。「ゴンさん(中山さん)のプレーはすごいと思った。ひたむきにボールを追い続ける。FWとしてのモデルがゴンさんでした」

 思い出のスタジアムの新たな門出。スタンドには目標とした中山さんがいる。舞台は完璧に整う。矢野は「どんな形でもゴールを狙いたい」。7月22日のアーセナルとの親善試合ではチーム唯一の得点を挙げた。スーパーサブとして起用されている点取り屋が、ホーム同然の敵地で暴れ回る。 (木村尚公)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ