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レポートを書く前に知っておくべきこと。
大学では、あなたが何を知っているかよりも、知らないことにどのように対峙したかが評価される。
これは、大学が知識を生み出す場である場所である以上、不回避なことである。
そして時間のスパンを少し長めにとれば、この基準は、知識を持っている者を評価することにもなる。
知らないことに真摯に対峙する者は、自分の今の知識にしがみつく者よりも、最終的にはよく知る者になるからだ。
しかしこれだけではあまりに抽象的だから、ノウハウのレベルに落としこむことを考えよう。
以下に、組織的に問いかけることで、大学の課題のレポートを作成する方法について説明する。
この方法はまた、文献を再利用可能な形で深く読むためのノウハウでもある。
マトリクスで問う
以前、文章を書くのがとことん苦手な人のための・・・という記事で「なか1・2→まとめ→むすび→はじめ」で考えるという、小学生のためのやり方を紹介した。
これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法 読書猿Classic: between / beyond readers
今回はそのレポート版、実習や実験の報告書ではなく、大学で課題として出されるレポートを書くためのやり方について書く。
前回のものは「出来事」から書き始める方法だったが、今回は書評型レポート「~を読んでまとめよ」をベースに説明する。
というのは、この書評型レポートを基本にすると、
・設定テーマ型のレポート(「~について論ぜよ」)は、そのテーマについて書くに当たってどの文献(複数)を使うかを自分で決めれば、その後は書評型の手順が使える
・自由課題型のレポートは、自分でテーマを決め、それからどの文献を使うかを決めれば、同じく書評型の手順が使える
からである。
設定テーマ型、自由課題型への発展を織り込んで、複数の文献を扱えるよう、これも以前書いた文献マトリクスの方法を取り込んだ。
集めた文献をどう整理すべきか?→知のフロント(前線)を浮かび上がらせるレビュー・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers
あるいはむしろ、1冊を読んでまとめる場合にも文献マトリクスの方法を活用して楽できる+読んだものを知的資産としてあとで再利用できるやり方だと言える。
大まかには、
1.文献を理解するために、そしてレポートの素として引き出すために答えるべき質問を一番上の行に並べた表(マトリクス)を、答えを探しながら文献を読みつつ埋めていく
2.表(マトリクス)が埋まったら、それぞれのマスの内容を並び替えて、レポートの構成をつくる
という作業を行う。
この方法のメリットは、
・何から手をつければいいか分からず途方に暮れることが少ない
・作業を途中で中断しても、すぐに始められる
・マトリクスを埋めるために、読むことが動機付けられる
・マトリクスを埋めていくと、まだ分からないところがはっきりする
・マトリクスを見ればば、何を読み取るべきかがはっきりする
・マトリクスを埋めていくと、理解がすすむ
・マトリクスを埋めていくと、埋まっていないところも埋めやすくなる
・マトリクスを埋めていくと、いろいろ思いつく
・マトリクスを埋めていけば、横軸(質問項目)も豊かになる。これが自分のオリジナルな観点に育つ
などがある。
では作業の実際について説明しよう。
書評型レポート「~を読んでまとめよ」
言うまでもないことだが、課題書が決められたレポートで求められているのは、読書感想文ではない。「ここが好き」「ここがきらい」「むずかしくてよくわからなかった」といった作文は、〈知らないことにどのように対峙したか〉という観点からいって、その本を読んだというアリバイにすらならない。
課題書が決められたレポートで求められているのは、(1)内容を紹介し、(2)主要な論点を整理し、(3)論点に対して自分なりの考察を付け加える、ことである。
(手順)
1.表の左端の列の2行目に、課題書の著者とタイトルを書く
2.表の左端の列の3行目以降に、各章のタイトルとページ数を書いていく。必要なら、章より細かい節のタイトルとページ数も書いていく(ほとんど目次を写すことになるかもしれない)。
表計算ソフトを使えば、後で追加することは簡単なので、必要になった時点でより細かい章節を追加してもよい。
3.表にある質問の答を探すつもりで課題書を読んでいく。
質問の答が見つかったら、その時点で書き抜いてもいいし、付箋を挟んでおいて後でまとめて書き抜いてもよい。
表を埋めるときは、どのページから答を得たか、必ずページ数を書いておく。
引用する場合は括弧でくくることを忘れずに。
4.書くにくいところは飛ばして、書きやすいところから埋めていく。
一般的には、文中のフレーズをそのまま引いてくれば質問の答になるところは埋めやすく、自分でまとめたり考えたり発見したりする必要があるところは埋めにくい。
埋めにくい部分も、他を先に埋めてしまうと(その間に理解も進んでいるので)いつの間にか埋めやすくなることが結構ある。
例えば下位項目(例えば各章や各節の内容)が埋まると、上位項目(各部や書物全体の内容)が埋めやすくなることがある。
逆に上位の項目(各部や書物全体の内容)を埋めたり読み返したりすることで、下位項目(各章や各節の内容)を理解するための背景や文脈がはっきりして、理解が進むこともある。表(マトリクス)として情報を一覧化することの強みである。
その意味では、薄く何度も重ね塗りするように、埋めやすい項目を埋めるために最後まで通して読み、抜けている項目を埋めるために再度読む、といった読み方が望ましい。
5.表(マトリクス)を埋めているうちに(理解が進むので)、新たな質問や抜き出したい項目が出てくるかもしれない。
本来、主要な内容を抜き出すためにどのような質問をすべきかは、読んでいる文献によって異なるはずである。
したがって質問事項は、追加や修正を行うべきである。
たとえば内容を明確化するための質問として汎用的なものを上げると、
「具体的は?」「どんなタイプ(パターン)があるか」「なぜ必要なのか」「なぜ問題なのか」「どのような立場があるか」「他にはどんなもの(事例/アプローチなど)があるか」「この議論の(隠れた)前提は何か」などがある。
また文献の本文中に登場する問い掛け/疑問文を抜き出して、表(マトリクス)使うこともできる。この場合、同じ質問を別の箇所についても(文献全体を通して)繰り返し問いかけることになる。
新たな質問や抜き出したい項目が思い浮かぶのは、今の表ではうまく収まらない気付きや発見を得ることによって、である。
「あー、これ、どこに書いたらいいんだろう?」と思った時が、その時だ。
オリジナルな質問や項目こそが、この表(マトリクス)埋めの本願である。
そのときは迷わず1列を挿入して表を拡大する。
6.表(マトリクス)があらかた埋まったら、レポート構成表に写しかえる。
(レポート構成表)
(1)課題書の基礎データ(タイトル、著者)+目的、対象、アプローチ
(2)各章の概要(対象、アプローチ、結論)
(3)とりあげる2,3の論点
(4)この本の目的、明らかにしたもの/してないもの、あなたの評価
7.ここで作った表(マトリクス)は、その書物・文献についての再利用可能な知的資産なので、しっかり保存しておく。
設定テーマ型 「~について論ぜよ」
文献を集める段階から表(マトリクス)を使う。そのため「どんな文献を参照しているか?」の欄を追加したものを使う。
(手順)
1.テーマに関する文献を集める(雪だるま式)
(1)設定されたテーマについて文献を集めるために、まずスターター(最初の一歩)となる文献(なるべく新しいもの)を入手する。
(2)表の左端の列の2行目に、スターター文献の著者とタイトルを書く
(3)2行目の「参考文献」の欄に、スターター文献が参照している文献を書き入れる。
(4)表の左端の列の3行目以降に、スターター文献が参照している文献の著者、タイトルなどを書きいれる。
(5)3行目以降に書き入れた文献を入手し、(3)以降を繰り返す。
(6)こうして文献を加えていくと、同じ文献が繰り返し出てくることがある。複数の文献から参照されているものは、より重要と判断して優先順位を上げる。表の上の方に移動させてもいい。
ただし多くの文献から参照される重要な文献は、その分野を切り開いたパイオニア的研究だったりして、必ずしも読みやすくないかもしれない。その場合は、(a)書評を探す、(b)事典、教科書などで概要を調べる、といったことを行う必要があるかもしれない。その場合、書評や事典の項目、教科書での記載についても、この表(マトリクス)に追加しておくこと。一つの表で一元管理した方が、後々便利。
次の記事も参考になるだろう。
・文献をたぐり寄せる技術/そのイモズルは「巨人の肩」につながっている 読書猿Classic: between / beyond readers
・自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers
・ビギナーのための図書館で調べものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers
2.ある程度、文献が集まったら、表にある質問の答を探すつもりで文献を読んでいく。
(以下、書評型レポートと同じ)
自由課題型 「各自でテーマを決めてよい」
先の2つの型のレポートになく、この自由課題型に必要なものは、
(1)自分でテーマを決めること
(2)何故そのテーマを選んだかを説明/説得すること
である。
(1)自分でテーマを決めることについては、次の記事が参考になるだろう。
・それでもテーマが決まらないあなたが繰り返し問うべき3つの問い 読書猿Classic: between / beyond readers
・図書館となら、できること/レポートの時間 読書猿Classic: between / beyond readers
・図書館となら、できること/レポートの時間 つづき 読書猿Classic: between / beyond readers
(2)何故そのテーマを選んだかを説明/説得することについては、
・論文に何を書くべきか→これだけは埋めろ→論文作成穴埋めシート 読書猿Classic: between / beyond readers
や次の書物が参考になる。
※その他、論文作成に役立つ記事のまとめ
・論文書きに役立つ記事のまとめ(逆引きインデクス)をつくってみた 読書猿Classic: between / beyond readers
大学では、あなたが何を知っているかよりも、知らないことにどのように対峙したかが評価される。
これは、大学が知識を生み出す場である場所である以上、不回避なことである。
そして時間のスパンを少し長めにとれば、この基準は、知識を持っている者を評価することにもなる。
知らないことに真摯に対峙する者は、自分の今の知識にしがみつく者よりも、最終的にはよく知る者になるからだ。
しかしこれだけではあまりに抽象的だから、ノウハウのレベルに落としこむことを考えよう。
以下に、組織的に問いかけることで、大学の課題のレポートを作成する方法について説明する。
この方法はまた、文献を再利用可能な形で深く読むためのノウハウでもある。
マトリクスで問う
以前、文章を書くのがとことん苦手な人のための・・・という記事で「なか1・2→まとめ→むすび→はじめ」で考えるという、小学生のためのやり方を紹介した。
これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法 読書猿Classic: between / beyond readers
今回はそのレポート版、実習や実験の報告書ではなく、大学で課題として出されるレポートを書くためのやり方について書く。
前回のものは「出来事」から書き始める方法だったが、今回は書評型レポート「~を読んでまとめよ」をベースに説明する。
というのは、この書評型レポートを基本にすると、
・設定テーマ型のレポート(「~について論ぜよ」)は、そのテーマについて書くに当たってどの文献(複数)を使うかを自分で決めれば、その後は書評型の手順が使える
・自由課題型のレポートは、自分でテーマを決め、それからどの文献を使うかを決めれば、同じく書評型の手順が使える
からである。
設定テーマ型、自由課題型への発展を織り込んで、複数の文献を扱えるよう、これも以前書いた文献マトリクスの方法を取り込んだ。
集めた文献をどう整理すべきか?→知のフロント(前線)を浮かび上がらせるレビュー・マトリクスという方法 読書猿Classic: between / beyond readers
あるいはむしろ、1冊を読んでまとめる場合にも文献マトリクスの方法を活用して楽できる+読んだものを知的資産としてあとで再利用できるやり方だと言える。
大まかには、
1.文献を理解するために、そしてレポートの素として引き出すために答えるべき質問を一番上の行に並べた表(マトリクス)を、答えを探しながら文献を読みつつ埋めていく
2.表(マトリクス)が埋まったら、それぞれのマスの内容を並び替えて、レポートの構成をつくる
という作業を行う。
この方法のメリットは、
・何から手をつければいいか分からず途方に暮れることが少ない
・作業を途中で中断しても、すぐに始められる
・マトリクスを埋めるために、読むことが動機付けられる
・マトリクスを埋めていくと、まだ分からないところがはっきりする
・マトリクスを見ればば、何を読み取るべきかがはっきりする
・マトリクスを埋めていくと、理解がすすむ
・マトリクスを埋めていくと、埋まっていないところも埋めやすくなる
・マトリクスを埋めていくと、いろいろ思いつく
・マトリクスを埋めていけば、横軸(質問項目)も豊かになる。これが自分のオリジナルな観点に育つ
などがある。
では作業の実際について説明しよう。
書評型レポート「~を読んでまとめよ」
言うまでもないことだが、課題書が決められたレポートで求められているのは、読書感想文ではない。「ここが好き」「ここがきらい」「むずかしくてよくわからなかった」といった作文は、〈知らないことにどのように対峙したか〉という観点からいって、その本を読んだというアリバイにすらならない。
課題書が決められたレポートで求められているのは、(1)内容を紹介し、(2)主要な論点を整理し、(3)論点に対して自分なりの考察を付け加える、ことである。
課題書タイトル | 目的:明らかにしたいものは何か? | 対象:扱っているものは何か? | 方法、着想:どのようなアプローチで? | 結論:明らかになったものは? | 未達成:明らかにならなかったものは? |
第1章タイトル | |||||
第2章タイトル | |||||
… |
(手順)
1.表の左端の列の2行目に、課題書の著者とタイトルを書く
2.表の左端の列の3行目以降に、各章のタイトルとページ数を書いていく。必要なら、章より細かい節のタイトルとページ数も書いていく(ほとんど目次を写すことになるかもしれない)。
表計算ソフトを使えば、後で追加することは簡単なので、必要になった時点でより細かい章節を追加してもよい。
3.表にある質問の答を探すつもりで課題書を読んでいく。
質問の答が見つかったら、その時点で書き抜いてもいいし、付箋を挟んでおいて後でまとめて書き抜いてもよい。
表を埋めるときは、どのページから答を得たか、必ずページ数を書いておく。
引用する場合は括弧でくくることを忘れずに。
4.書くにくいところは飛ばして、書きやすいところから埋めていく。
一般的には、文中のフレーズをそのまま引いてくれば質問の答になるところは埋めやすく、自分でまとめたり考えたり発見したりする必要があるところは埋めにくい。
埋めにくい部分も、他を先に埋めてしまうと(その間に理解も進んでいるので)いつの間にか埋めやすくなることが結構ある。
例えば下位項目(例えば各章や各節の内容)が埋まると、上位項目(各部や書物全体の内容)が埋めやすくなることがある。
逆に上位の項目(各部や書物全体の内容)を埋めたり読み返したりすることで、下位項目(各章や各節の内容)を理解するための背景や文脈がはっきりして、理解が進むこともある。表(マトリクス)として情報を一覧化することの強みである。
その意味では、薄く何度も重ね塗りするように、埋めやすい項目を埋めるために最後まで通して読み、抜けている項目を埋めるために再度読む、といった読み方が望ましい。
5.表(マトリクス)を埋めているうちに(理解が進むので)、新たな質問や抜き出したい項目が出てくるかもしれない。
本来、主要な内容を抜き出すためにどのような質問をすべきかは、読んでいる文献によって異なるはずである。
したがって質問事項は、追加や修正を行うべきである。
たとえば内容を明確化するための質問として汎用的なものを上げると、
「具体的は?」「どんなタイプ(パターン)があるか」「なぜ必要なのか」「なぜ問題なのか」「どのような立場があるか」「他にはどんなもの(事例/アプローチなど)があるか」「この議論の(隠れた)前提は何か」などがある。
また文献の本文中に登場する問い掛け/疑問文を抜き出して、表(マトリクス)使うこともできる。この場合、同じ質問を別の箇所についても(文献全体を通して)繰り返し問いかけることになる。
新たな質問や抜き出したい項目が思い浮かぶのは、今の表ではうまく収まらない気付きや発見を得ることによって、である。
「あー、これ、どこに書いたらいいんだろう?」と思った時が、その時だ。
オリジナルな質問や項目こそが、この表(マトリクス)埋めの本願である。
そのときは迷わず1列を挿入して表を拡大する。
6.表(マトリクス)があらかた埋まったら、レポート構成表に写しかえる。
(レポート構成表)
(1)課題書の基礎データ(タイトル、著者)+目的、対象、アプローチ
(2)各章の概要(対象、アプローチ、結論)
(3)とりあげる2,3の論点
(4)この本の目的、明らかにしたもの/してないもの、あなたの評価
7.ここで作った表(マトリクス)は、その書物・文献についての再利用可能な知的資産なので、しっかり保存しておく。
設定テーマ型 「~について論ぜよ」
文献を集める段階から表(マトリクス)を使う。そのため「どんな文献を参照しているか?」の欄を追加したものを使う。
文 献 名 | 参照文献:どの文献を参照しているか? | 目的:明らかにしたいものは何か? | 対象:扱っているものは何か? |
(手順)
1.テーマに関する文献を集める(雪だるま式)
(1)設定されたテーマについて文献を集めるために、まずスターター(最初の一歩)となる文献(なるべく新しいもの)を入手する。
(2)表の左端の列の2行目に、スターター文献の著者とタイトルを書く
(3)2行目の「参考文献」の欄に、スターター文献が参照している文献を書き入れる。
(4)表の左端の列の3行目以降に、スターター文献が参照している文献の著者、タイトルなどを書きいれる。
(5)3行目以降に書き入れた文献を入手し、(3)以降を繰り返す。
(6)こうして文献を加えていくと、同じ文献が繰り返し出てくることがある。複数の文献から参照されているものは、より重要と判断して優先順位を上げる。表の上の方に移動させてもいい。
ただし多くの文献から参照される重要な文献は、その分野を切り開いたパイオニア的研究だったりして、必ずしも読みやすくないかもしれない。その場合は、(a)書評を探す、(b)事典、教科書などで概要を調べる、といったことを行う必要があるかもしれない。その場合、書評や事典の項目、教科書での記載についても、この表(マトリクス)に追加しておくこと。一つの表で一元管理した方が、後々便利。
次の記事も参考になるだろう。
・文献をたぐり寄せる技術/そのイモズルは「巨人の肩」につながっている 読書猿Classic: between / beyond readers
・自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers
・ビギナーのための図書館で調べものチートシート 読書猿Classic: between / beyond readers
2.ある程度、文献が集まったら、表にある質問の答を探すつもりで文献を読んでいく。
(以下、書評型レポートと同じ)
自由課題型 「各自でテーマを決めてよい」
先の2つの型のレポートになく、この自由課題型に必要なものは、
(1)自分でテーマを決めること
(2)何故そのテーマを選んだかを説明/説得すること
である。
(1)自分でテーマを決めることについては、次の記事が参考になるだろう。
・それでもテーマが決まらないあなたが繰り返し問うべき3つの問い 読書猿Classic: between / beyond readers
・図書館となら、できること/レポートの時間 読書猿Classic: between / beyond readers
・図書館となら、できること/レポートの時間 つづき 読書猿Classic: between / beyond readers
(2)何故そのテーマを選んだかを説明/説得することについては、
・論文に何を書くべきか→これだけは埋めろ→論文作成穴埋めシート 読書猿Classic: between / beyond readers
や次の書物が参考になる。
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※その他、論文作成に役立つ記事のまとめ
・論文書きに役立つ記事のまとめ(逆引きインデクス)をつくってみた 読書猿Classic: between / beyond readers
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