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江藤 判定で新暫定王者、具志堅会長初の男子タイトル

WBA世界フライ級暫定タイトルマッチ12回戦  ○同級7位 江藤光喜 判定 暫定王者 コンパヤック・ポープラムック● (8月1日  バンコク)

コンパヤック・ポープラムック(左)を攻める江藤光喜
コンパヤック・ポープラムック(左)を攻める江藤光喜
Photo By 共同

 同級7位の江藤が暫定王者のコンパヤック・ポープラムックに3―0で判定勝ちした。

 日本男子がこれまで1分け17敗だったタイでの世界戦初勝利。元世界王者で所属ジムの具志堅用高会長が育てた初の男子世界王者となった。江藤の王座はJBCが正当な理由がない限り認めないとしているが、日本のジムに所属する男子の現役世界王者は和毅と合わせて最多の10人となった。

 勝利を告げられると、江藤は涙を流して感情を爆発。63年にファイティング原田がバンコクで防衛に失敗して以来、続いた負の連鎖を断ち切った。気温34度という厳しい条件にも「沖縄出身なので苦にならなかった」とはね返し、相手の一発に盛り上がるアウェーの雰囲気にも動じなかった。暫定とはいえ世界初挑戦で王者となり「夢は諦めなければ絶対かなう。(正規の)世界王者になってみせる」と力強く宣言した。

[ 2013年8月2日 06:00 ]

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