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青函トンネルの海底駅 事実上廃止へ
8月2日 4時15分

青函トンネルの海底駅 事実上廃止へ
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青函トンネルにある世界で初めての海底駅の「竜飛海底駅」が北海道新幹線の工事に伴い、ことし11月で事実上廃止されることになりました。
これで国内にある鉄道の海底駅はすべて姿を消すことになります。

青森県の竜飛崎の海面下134メートルにある「竜飛海底駅」は、25年前の昭和63年に、青函トンネルの開通に合わせて、北海道側の吉岡海底駅と共に開業した世界で初めての海底駅です。
JR北海道によりますと、平成27年度末の北海道新幹線の開業に向けてトンネルの改修が必要になるため、見学者向けに続けてきた下り3本、上り1本の特急列車の停車をことし11月10日で取りやめる方針を固めたということです。
トンネル内にあった写真パネルや掘削装置などの展示物はすべて撤去し、その後、一般の見学者を受け入れる予定は無いとしていて、竜飛海底駅は事実上、廃止されることになります。
JR北海道によりますと、竜飛海底駅を利用して青函トンネルを見学した人は、平成10年度はおよそ1万4000人でしたが、昨年度はおよそ4300人でした。
北海道側の吉岡海底駅は、新幹線の工事に伴って平成18年8月以降休止が続いていて、国内にある鉄道の海底駅はこれですべて姿を消すことになります。

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