WBO世界バンタム級タイトルマッチ(1日、フィリピン・セブ)WBO世界バンタム級5位の亀田和毅(22)=亀田=同級王者・パウルス・アンブンダ(32)=ナミビア=に3-0判定で完勝した。
手塩にかけて育てた3兄弟が家族の夢をかなえ、父・史郎氏がむせび泣いた。「よくやってくれた。ここまで長かったのか、短かったのか分からない…。今の気持ち? うれしいんだか、何だか分からない」と肩を震わせた。物議を醸した2007年10月の大毅の内藤大助戦を最後に封印されていた“亀田トレイン”も復活、久しぶりにセコンドにもついた。和毅から取ったばかりのWBOベルトをかけられ、「この先のことは考えられない。3人が自分で考えて、がんばっていけばいい」と穏やかな顔で話した。
(紙面から)