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No.3388
2013年7月31日(水)放送
疑惑の薬
~論文データ操作の闇~
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株式会社ビデオリサーチ世帯視聴率(関東地区)
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09:41
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出演者 渋谷 健司 さん (東京大学医学部教授) 稲垣 雄也 (NHK科学文化部・記者)
2000年の発売以来、国内で1兆2000億円を売り上げた製薬会社ノバルティスファーマの高血圧薬「ディオバン」。降圧効果だけでなく、脳卒中や狭心症にも効果があるとされてきた。しかし、薬の臨床研究に参加した大学の一つ、京都府立医科医大は、今月、効果の根拠となった臨床研究のデータに何らかの人為的な操作があったとする調査結果を発表、医学界に大きな衝撃が走っている。操作はなぜ、どのように行われたのか。「疑惑の薬」を生んだデータ操作の闇をあぶり出す。
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1兆2,000億円という巨額の売り上げを誇っていた、この薬。
その効果に今、疑惑が持ち上がっています。

慈恵医大
「このたびは、申し訳ございませんでした。」

京都府立医大
「申し訳ございませんでした。」

大手製薬会社、ノバルティスファーマの高血圧薬、「ディオバン」。
血圧を下げるだけでなく、脳卒中や狭心症の予防に、大きな効果があるとされてきました。
ところが、その根拠となっていた論文が、改ざんされていた疑いが出ています。

京都府立医大
「結論には、誤りがあった可能性が高い。」

論文のデータを操作した疑惑を持たれている、製薬会社の社員。
薬の売り上げを伸ばすため、製薬会社は、論文の結果を宣伝に利用していました。

製薬会社 営業担当
「データはインパクトがあったから、目に見えて(売り上げが)増えていくのが分かった。」

一方、(製薬会社の)社員を研究に参加させた大学教授は、製薬会社から多額の寄付金を受け取り、研究の支援を受けていました。

元京都府立医大医師
「研究費を獲得する、それが(教授の)仕事だとおっしゃっていた。」

薬をめぐって深まる疑惑。
論文データ操作の闇を追います。

疑惑の薬

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No.3388
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