NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が1日、東京・渋谷のNHKで最終収録を終えた。ヒロイン天野アキを演じた能年玲奈さんは会見で、「長くて最高の1年だった。ほんとうに胸がいっぱいです」と晴れ晴れしい表情で語った。
ドラマは宮藤官九郎脚本のテンポのいいコメディーで、東北地方と東京を舞台に、アイドルを目指す女子高生アキの成長を描いている。視聴率は7月31日時点の平均が20・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好調。登場人物たちが驚いた時に連発する方言「じぇじぇ」が流行するなど、社会現象にまで発展した。
能年さんは「(街で)じぇじぇって声を耳にするとうれしくてニヤニヤしちゃいます」と語り、「あまちゃん2のクランクインが待ち遠しい」と続編への意欲も。訓覇(くるべ)圭チーフプロデューサーは「目の前の編集で頭がいっぱい」とかわしつつ、能年さんについて「すべての面で想像をはるかに超えることをやってくれた」と褒めちぎった。
最終回は9月28日放送。