【聞き手・明楽麻子】――「伝説のディーラー」から政界進出です。
「為替や株、国債を買いながら、長期的に各国の経済政策の良い悪いを見てきた。日本はずっと『ダメ』と言ってきたけど、誰も聞いてくれないんだもん。簡単な景気回復の処方箋(せん)があるのに、とフラストレーションがたまった。そんな時に弟(藤巻幸夫参院議員)がみんなの党に入り、『政治家で経済を分かっている人がいない。お兄ちゃんが必要だぞ』と後押ししてくれたのが大きい」
――あまり政治家っぽくはないですよね。
「前に自民党から誘われた時は、家内にものすごく反対されました。政治家に対するイメージが悪かったんですね。友達にも相談したんですけど、『藤巻は政治家になるほど悪人じゃない』とかですね。私も、当初はまったく興味なかったんですけど、政治の外から、こうあるべきという私なりの主張をかなり過激に発表してきたが、まったく政治に反映されなかった。今回は、家内が『フラストレーション感じるくらいなら、過労で死んじゃうかもしれない。賛成はしないけど、反対もしない』と言ってくれた」
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朝日新聞官邸クラブ