Updated: Tokyo  2013/08/02 04:42  |  New York  2013/08/01 15:42  |  London  2013/08/01 20:42
 

英銀ロイズの1-6月:3年ぶりに黒字転換-評価損が減少

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  8月1日(ブルームバーグ):住宅金融で英最大手ロイズ・バンキング・グループ は、復配に向けて監督当局との協議を開始する計画を明らかにした。1-6月(上期)決算は、3年ぶりの半期ベース黒字となった。

1日の同行発表によると、上期の純損益は15億6000万ポンド(約2330億円)の黒字。前年同期は6億9700万ポンドの赤字だった。特別項目を除いたベースの利益は29億ポンドに増加し、ブルームバーグがまとめたア ナリスト5人の予想 の23億4000万ポンドを上回った。不良債権による評価損は43%減少して18億ポンドとなった。

ロイズが今年通期で黒字化し、復配するとの見通しから、同行の株価は年初から43%上昇。株価の上昇とこの日の黒字決算を受けて、オズボーン英財務相は政府保有の同行株式39%の売却に着手しやすくなった。

7月31日の株価は68.5ペンスで終了。政府が損益分岐点とする61ペンスを上回っていた。

ロイズは復配の時期と条件について当局との協議を7-12月(下期)に開始すると発表した。ブルームバーグのデータによれば、前回の現金配当は2008年。同年にHBOSを買収し、救済受け入れに追い込まれた。

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Gavin Finch gfinch@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Edward Evans eevans3@bloomberg.net

更新日時: 2013/08/01 16:42 JST

 
 
 
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