島根県は1日、日本と韓国が領有権を争う竹島を日本領と初めて記載したとみられる日本地図2枚を発見したと発表した。いずれも江戸時代中期の1760年代作成で、県は「歴史的にもわが国の領土という主張を補強するものだ」としている。
県竹島資料室によると、見つかったのは1768年の「改製日本扶桑分里図」と、その下書きとみられる「日本図」。同県の隠岐諸島北西に、当時の竹島を表す「松島」と書かれた島がある。
作者は水戸藩の地理学者長久保赤水で、1779年に幕府許可の下に赤水が刊行し、日本が領有権の根拠の一つとしている「改正日本輿地路程全図」の前身という。子孫が茨城県高萩市教育委員会に寄託していた。(2013/08/01-17:12)