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「水先人」料金一律を指示か
8月1日 18時47分

「水先人」料金一律を指示か
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東京湾や伊勢湾などを行き交う船舶が安全に航行できるよう誘導する「水先人」が所属する2つの団体が、水先人たちに、船舶側から受け取る料金を一律にするよう指示していた疑いがあるとして、公正取引委員会は、この団体を独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査しています。

公正取引委員会の立ち入り検査を受けているのは、「東京湾水先区水先人会」と「伊勢三河湾水先区水先人会」です。
2つの団体には、船舶が多く行き来する東京湾と伊勢湾などで、安全に航行できるよう船に乗り込んで誘導する水先人300人が所属しています。
水先人は、平成20年に船舶側から受け取る料金を、国が定めた範囲内で自由に決められるようになりました。
ところが、関係者によりますと、2つの団体は、所属する水先人たちに、料金をこの範囲の上限額に統一するカルテルを結ばせていた疑いがあるということです。
公正取引委員会は、2つの団体が、水先人どうしの価格競争を避けるため、同じ額にするよう指示していたとみて、関係者から話を聞くなどして実態の解明を進めています。
立ち入り検査を受けたことについて、2つの団体は「今の時点ではコメントできない」などとしています。

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