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【経済】

東電が新卒採用再開 100人程度 事故後3年ぶり

 東京電力が二〇一四年四月入社予定の新卒者を大卒(高専含む)、大学院修了で百人程度確保する方針であることが三十日、分かった。すでに一部の学生には内々定を出している。新卒採用は福島第一原発事故後三年ぶりの再開となる。さらに福島県内の雇用にも配慮し、これとは別枠で同県内で五十人程度を採用する方針だ。

 東電は一一年度までは毎年数百人から千人規模の採用を続けていたが、事故後は二年連続で採用を見送った。

 一四年四月入社の新規採用については当初、五百人規模とする計画だった。しかし、家庭向け電気料金を値上げする事態になり、さらなる合理化が必要になったことから当初の採用計画を大幅に縮小、人員の補充が急がれる技術系を中心に採用することにした。

 ただ、東電は大幅な給与カットを続けており、経営の先行きも不透明なため辞退者が出る可能性もある。

 

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