2010年03月06日
お洗濯の科学(2)〜「すすぎ1回」のワナ〜
◆お洗濯の科学(2)〜「すすぎ1回」のワナ〜
アタックNeo。
すすぎ1回でいい、という触れ込み。
すごい、って思うでしょ。
でも、これには仕掛けがあるのよ。
大掛かりなトリック。
今回は、「すすぎ1回」に秘められたトリックを考えます!
【前回のお話】
お洗濯の科学〜夢と現実〜
【今回のお話】
・セールスポイントの確認
・洗剤と洗濯の話(前回のお話。)。
・すすぎの話(前回のお話。)
・アタックの歴史1:繊維を溶かせ!
・アタックの歴史2:空気を使え!
・そして、アタックNeo。
・アタックNeoのトリック
・トリック1:アタックNeoそのものは節約できない
・トリック2:濃度2.5倍、値段も2.5倍
・トリック3:コンパクト・・・当社従来比、にご用心
・トリック4:「従来洗剤2回すすぎ相当」で良かったの?
・トリック5:従来の「残存洗剤量」を隠している
・トリック6:議論のすり替え「水の節約」
・結論:洗剤は減らせない!すすぎも減らさないで!
◆セールスポイントの確認
アタックNeoには、2つのセールスポイントがあるよね。
ひとつは2.5倍濃縮型液体洗剤であること。
2つめはすすぎが1回でいいこと。
アタックのなかで突然でてきたこの組み合わせ。
じつはこの2つは密接なつながりがある。
そして・・・やはり騙されちゃいけない
トリックがあるのよ。
ちょっと長いけど順番に説明するね。
◆洗剤と洗濯の話(前回のお話。)。
洗濯の話は、以前書いてるから、
まず見てもらったほうがいいのだけど、
汚れ、は水で簡単におちないものであって、
それは何かというと水になじまないもの。
つまり油のようなものだよね。
だから、油と水の両方になじみやすいものを加えて
ゴシゴシしてあげると落ちる、ということ。
どろんことか墨とかの場合、それらは微粒子で
油よりは水になじんじゃってるけど、
界面活性剤をいれると、
さらにそれらの微粒子が水中を泳ぎやすくなるのよね。
◆すすぎの話(前回のお話。)
洗濯機の中には4つの登場人物がいる。
(1)衣類・(2)汚れ・(3)洗剤・(4)水。
この中で
最終的にほしいものは(1)衣類だけ。でも
洗濯は(1)〜(4)が共存している系であって、
(1)の衣類だけ取り出すことがいかに難しいかを書いた。
(3)の洗剤を少なくすると、(2)汚れが取れない。
(4)の水を少なくすると、(2)汚れも(3)の洗剤も取れない。
いかに(1)だけを取り出すか、については
純粋に確率論的なものであって、
変えることができないのよ。
つまり、水も洗剤も少なくて済むのが
エコだというのだけど
それは夢だということを書いたんだ。
その夢をすべてかなえようとせず、
ひとつを犠牲にして、
ほかをクローズアップしてきたのがこれまでの業界。
アタックは洗剤メーカーの立場から
いろいろ変化球を投げ続けてきてる。
◆アタックの歴史1:繊維を溶かせ!
花王のアタックは、洗濯洗剤に
いろいろ「革新的」なことをしてきてる。
最初のアタックは、コンパクト洗剤といわれたもの。
助剤の無機物質を減らして界面活性剤成分比率を上げ、
木綿繊維を溶かす酵素(セルラーゼ)を配合。
コンパクトなのがいいわけじゃないのよ。
汚れではなく、服を溶かしてしまえ!という発想が
すごいと思うんだ。
シルバーポリッシュとかコンパウンドと同じ。
削ってしまうのよね。
◆アタックの歴史2:空気を使え!
次のアタックは、気泡を閉じ込めたもの。
気泡を閉じ込めて溶解性UP、は
はたしてどれくらいの効果があるのか
興味深いところだけど、
少なくともその中空にする技術はすごいと思うのよ。
こどらん的には、中空にするより、
多孔質の顆粒状にして
表面積を広げたほうがいいように思うのだけど・・・
どうしても、粉ものは、半溶解の状態で粘着性を
もってダマを作っちゃう問題があって
それがひとつのポイントではあるのよね。
ただこれは、あまり消費者にはインパクトが
なかったように思えたな。
◆そして、アタックNeo。
すすぎが一回でいい、という触れ込み。
これは、いろんな意味でとても興味深いのよね。
この技術そのものは、そんなに難しいものではなくて、
その技術のタネは、う〜ん、化学系の人なら教科書にも
載ってる内容じゃないかな。
ただ、これを商品化した、というのが面白いのよ。
(もちろん商品化は大変だけど。)
そのコンセプトについて順番に考えてみるね。
◆アタックNeoのトリック
ここでアタックNeo。
すすぎが1回でいい、という触れ込み。
結論から言うと・・・トリックなのよ。
◆トリック1:アタックNeoそのものは節約できない
この洗剤は、薄くなると、洗剤そのものが
(凝集;会合あるいはミセル形成して)
大きな粒子になるんだ。
つまり、濃い濃度では洗剤として機能し、
薄い濃度では機能しない。薄くなると泡立たない。
薄くすると不安定になっちゃうのよね。
だから、「汚れが少ないから少量の洗剤で・・・」
は無理。
洗剤は節約できないのよ。確実に洗剤を消費する。
◆トリック2:濃度2.5倍、値段も2.5倍
そして・・・使用量は2.5分の一なんだけど、
なんと値段も2.5倍なのよ。
通常の洗剤は、33Lの水に対し25g。
それがアタックNeoだと10g。
うーん、、、
たとえば実売価格;Amazonで値段をみると、
アタック(粉末)1kg・・・398円。
1回分(25g)・・・9.95円
アタックNeo 320g・・・298円。
1回分(10g)・・・9.30円。
アタックでなくてよければ通常の洗剤は
1kg200円くらいであるから、むしろ割高なのよね。
世界初2.5倍濃縮は、そうせざるをえない理由があったから。
これはまた別に書くね。
洗剤成分は20倍濃縮くらいは可能なんだよね。
◆トリック3:コンパクト・・・当社従来比、にご用心
本来、洗剤はごく微量で効くものなんだ。
粉(固体)の洗剤は、界面活性剤のほかに、
無機系の吸着剤のようなものがあるから。
ざっくりというと、粘土のような成分とか、
砂のような成分。
非常に細かくて、水に溶けているようなもの。
その部分はいろいろ代替できてコンパクト化できた。
だからコンパクトな洗剤といっても・・・
界面活性剤成分量としては、
そんなに変わらないのよね。
◆トリック4:「従来洗剤2回すすぎ相当」で良かったの?
ここが一番大事なところなんだけどさ。
この前書いたこどらんの式。
洗剤は水溶性だから、
水分率から残存洗剤量を計算する式ね。
どんなに脱水しても水は完全に除去できない。
水中に洗剤が溶けていることを考えると、
2回すすぎでも数10ppmの洗剤が
残ることになる。
後で説明するけど、アタックNeoには
従来の洗剤とは違う仕掛けがある。でも、
どう考えても、
洗剤と汚れ成分だけが
優先的に排出されることは考えられないでしょ?
実は、こどらんの式で計算される洗剤量はあくまで
理想量であって、いちばんすすぎが
うまくいった場合の量。
その条件では2回すすぎでも数10ppm。1回すすぎだと
100〜300ppm。いくらアタックNeoでもこれより少なくは
ならない。
実際は、洗剤はせんたくものや汚れに吸着して、
洗剤そのものが落ちない場合があるんだ。そのとき、
こどらんの式よりも多くの洗剤が付着しちゃう。
アタックNeoでは、それが少ない、っていう主張。
アタックNeoでは、水で薄まると洗剤が集まって
「粒」になる。
確かに、従来よりは「洗剤として機能する形で」
繊維に残ってない。
薄めたら洗剤どうしが集まっちゃうから。
薄めたら泡立たない。ヌルヌルしない。
でも、それはなくなったわけじゃない。
それは繊維に残ってる。
洗剤は残したくない。前にも書いたけど、
あたしがほしいものは、衣類だけであって、
水も、汚れも、洗剤もいらない!
100ppmとかじゃなくて、
洗剤は限りなくゼロにしたいでしょ?
◆トリック5:従来の「残存洗剤量」を隠している
つまり、アタックNeoが本来主張すべきことは、
「洗剤残りが少ない」ことなのよ。
これは純粋に技術の革新であって素晴らしいこと。
でもいまさら、洗剤残り=有害、とは書けないのよね。
実際有害かどうかはわからないけど、
気持ち的には化学合成した薬品を衣服に
吸着させたままっていうのは気持ちが悪いよね。
だから・・・
「すすぎ回数が1回でいい」、という表現に
せざるを得ないのよ。
◆トリック6:議論のすり替え「水の節約」
よくある手法なんだけどね、
「これを買えば、あれが節約できます」って
いうのね。
「これを買えば、あれがもうかります」って
いうのもあるよね。
本来、これはなかなか言えることじゃないのよ。
こういうのは、節約される側から反発があるのよね。
サンヨーの「電解水で洗おう(洗剤不要洗濯機)」は、
洗剤メーカーからの反発が大きかった。
「パソコンがあればTVが節約できます」とか
「TVがあれば新聞が節約できます」とか
「これからは新聞は不要です」とか
簡単には言えない。
でも、儲け/節約対象がわかりにくいものは
それがいえるのよ。
例えば、エコ。
エコカーそのものが値段が高いとか、
太陽光発電装置を作るのにもエネルギーが必要
という矛盾があるのに、
水、エネルギー(電気、ガス、ガソリン)は、
節約されても、電力会社、ガス会社、石油会社は
文句はいわないもんね。
ちなみに、
健康や精神、知識なんていうのも、わかりにくい。
資格を取るための教材費用が高いとか。
健康になるものを買うのにお金が必要で、そのお金を
稼ぐのに不健康になる場合もあるとか・・・
わかりにくいのよね。
そもそも、お洗濯で節約できる水の量は、
日本の水資源の量から考えると、
そんなに大きくないと思うのよ。
すすぎ1回50L。トイレ5回分。バケツ3杯分。
昔より水の使用量は減ってるし、人口も減ってる。
本当に節水を考えてるのかな?
あたしには、後付けの説明に思えるんだよね。
◆結論:洗剤は減らせない!すすぎも減らさないで!
要するに、濃度の影響が大きい洗剤なのよね。
従来の洗剤よりも、薄いときに洗剤が集まって
落ちやすくしてる。
いくら汚れが少なくても、洗剤は減らせない。
洗剤を減らして洗剤残りを少なくする手法は使えない。
洗剤を減らせないから、すすいだ後の洗剤量も
従来とあんましかわんない可能性が高い。
汚れが多い場合には、アタックNeoが有利になる。
アタックNeoを有効活用するには、
使用量をきっちり守ること。
そして・・・
すすぎ回数をへらすのではなく、
すすぎを2回以上行って
洗剤残りを減らしたほうがいい!って思うのよね。
せっかくのアタックNeoの特徴を活かしたいよね。
すすぎ1回と2回では、残存洗剤の濃度に
10倍の違いがあることをお忘れなく!
すすぎ1回でいい、という触れ込み。
すごい、って思うでしょ。
でも、これには仕掛けがあるのよ。
大掛かりなトリック。
今回は、「すすぎ1回」に秘められたトリックを考えます!
【前回のお話】
お洗濯の科学〜夢と現実〜
【今回のお話】
・セールスポイントの確認
・洗剤と洗濯の話(前回のお話。)。
・すすぎの話(前回のお話。)
・アタックの歴史1:繊維を溶かせ!
・アタックの歴史2:空気を使え!
・そして、アタックNeo。
・アタックNeoのトリック
・トリック1:アタックNeoそのものは節約できない
・トリック2:濃度2.5倍、値段も2.5倍
・トリック3:コンパクト・・・当社従来比、にご用心
・トリック4:「従来洗剤2回すすぎ相当」で良かったの?
・トリック5:従来の「残存洗剤量」を隠している
・トリック6:議論のすり替え「水の節約」
・結論:洗剤は減らせない!すすぎも減らさないで!
◆セールスポイントの確認
アタックNeoには、2つのセールスポイントがあるよね。
ひとつは2.5倍濃縮型液体洗剤であること。
2つめはすすぎが1回でいいこと。
アタックのなかで突然でてきたこの組み合わせ。
じつはこの2つは密接なつながりがある。
そして・・・やはり騙されちゃいけない
トリックがあるのよ。
ちょっと長いけど順番に説明するね。
◆洗剤と洗濯の話(前回のお話。)。
洗濯の話は、以前書いてるから、
まず見てもらったほうがいいのだけど、
汚れ、は水で簡単におちないものであって、
それは何かというと水になじまないもの。
つまり油のようなものだよね。
だから、油と水の両方になじみやすいものを加えて
ゴシゴシしてあげると落ちる、ということ。
どろんことか墨とかの場合、それらは微粒子で
油よりは水になじんじゃってるけど、
界面活性剤をいれると、
さらにそれらの微粒子が水中を泳ぎやすくなるのよね。
◆すすぎの話(前回のお話。)
洗濯機の中には4つの登場人物がいる。
(1)衣類・(2)汚れ・(3)洗剤・(4)水。
この中で
最終的にほしいものは(1)衣類だけ。でも
洗濯は(1)〜(4)が共存している系であって、
(1)の衣類だけ取り出すことがいかに難しいかを書いた。
(3)の洗剤を少なくすると、(2)汚れが取れない。
(4)の水を少なくすると、(2)汚れも(3)の洗剤も取れない。
いかに(1)だけを取り出すか、については
純粋に確率論的なものであって、
変えることができないのよ。
つまり、水も洗剤も少なくて済むのが
エコだというのだけど
それは夢だということを書いたんだ。
その夢をすべてかなえようとせず、
ひとつを犠牲にして、
ほかをクローズアップしてきたのがこれまでの業界。
アタックは洗剤メーカーの立場から
いろいろ変化球を投げ続けてきてる。
◆アタックの歴史1:繊維を溶かせ!
花王のアタックは、洗濯洗剤に
いろいろ「革新的」なことをしてきてる。
最初のアタックは、コンパクト洗剤といわれたもの。
助剤の無機物質を減らして界面活性剤成分比率を上げ、
木綿繊維を溶かす酵素(セルラーゼ)を配合。
コンパクトなのがいいわけじゃないのよ。
汚れではなく、服を溶かしてしまえ!という発想が
すごいと思うんだ。
シルバーポリッシュとかコンパウンドと同じ。
削ってしまうのよね。
◆アタックの歴史2:空気を使え!
次のアタックは、気泡を閉じ込めたもの。
気泡を閉じ込めて溶解性UP、は
はたしてどれくらいの効果があるのか
興味深いところだけど、
少なくともその中空にする技術はすごいと思うのよ。
こどらん的には、中空にするより、
多孔質の顆粒状にして
表面積を広げたほうがいいように思うのだけど・・・
どうしても、粉ものは、半溶解の状態で粘着性を
もってダマを作っちゃう問題があって
それがひとつのポイントではあるのよね。
ただこれは、あまり消費者にはインパクトが
なかったように思えたな。
◆そして、アタックNeo。
すすぎが一回でいい、という触れ込み。
これは、いろんな意味でとても興味深いのよね。
この技術そのものは、そんなに難しいものではなくて、
その技術のタネは、う〜ん、化学系の人なら教科書にも
載ってる内容じゃないかな。
ただ、これを商品化した、というのが面白いのよ。
(もちろん商品化は大変だけど。)
そのコンセプトについて順番に考えてみるね。
◆アタックNeoのトリック
ここでアタックNeo。
すすぎが1回でいい、という触れ込み。
結論から言うと・・・トリックなのよ。
◆トリック1:アタックNeoそのものは節約できない
この洗剤は、薄くなると、洗剤そのものが
(凝集;会合あるいはミセル形成して)
大きな粒子になるんだ。
つまり、濃い濃度では洗剤として機能し、
薄い濃度では機能しない。薄くなると泡立たない。
薄くすると不安定になっちゃうのよね。
だから、「汚れが少ないから少量の洗剤で・・・」
は無理。
洗剤は節約できないのよ。確実に洗剤を消費する。
◆トリック2:濃度2.5倍、値段も2.5倍
そして・・・使用量は2.5分の一なんだけど、
なんと値段も2.5倍なのよ。
通常の洗剤は、33Lの水に対し25g。
それがアタックNeoだと10g。
うーん、、、
たとえば実売価格;Amazonで値段をみると、
アタック(粉末)1kg・・・398円。
1回分(25g)・・・9.95円
アタックNeo 320g・・・298円。
1回分(10g)・・・9.30円。
アタックでなくてよければ通常の洗剤は
1kg200円くらいであるから、むしろ割高なのよね。
世界初2.5倍濃縮は、そうせざるをえない理由があったから。
これはまた別に書くね。
洗剤成分は20倍濃縮くらいは可能なんだよね。
◆トリック3:コンパクト・・・当社従来比、にご用心
本来、洗剤はごく微量で効くものなんだ。
粉(固体)の洗剤は、界面活性剤のほかに、
無機系の吸着剤のようなものがあるから。
ざっくりというと、粘土のような成分とか、
砂のような成分。
非常に細かくて、水に溶けているようなもの。
その部分はいろいろ代替できてコンパクト化できた。
だからコンパクトな洗剤といっても・・・
界面活性剤成分量としては、
そんなに変わらないのよね。
◆トリック4:「従来洗剤2回すすぎ相当」で良かったの?
ここが一番大事なところなんだけどさ。
この前書いたこどらんの式。
洗剤は水溶性だから、
水分率から残存洗剤量を計算する式ね。
どんなに脱水しても水は完全に除去できない。
水中に洗剤が溶けていることを考えると、
2回すすぎでも数10ppmの洗剤が
残ることになる。
後で説明するけど、アタックNeoには
従来の洗剤とは違う仕掛けがある。でも、
どう考えても、
洗剤と汚れ成分だけが
優先的に排出されることは考えられないでしょ?
実は、こどらんの式で計算される洗剤量はあくまで
理想量であって、いちばんすすぎが
うまくいった場合の量。
その条件では2回すすぎでも数10ppm。1回すすぎだと
100〜300ppm。いくらアタックNeoでもこれより少なくは
ならない。
実際は、洗剤はせんたくものや汚れに吸着して、
洗剤そのものが落ちない場合があるんだ。そのとき、
こどらんの式よりも多くの洗剤が付着しちゃう。
アタックNeoでは、それが少ない、っていう主張。
アタックNeoでは、水で薄まると洗剤が集まって
「粒」になる。
確かに、従来よりは「洗剤として機能する形で」
繊維に残ってない。
薄めたら洗剤どうしが集まっちゃうから。
薄めたら泡立たない。ヌルヌルしない。
でも、それはなくなったわけじゃない。
それは繊維に残ってる。
洗剤は残したくない。前にも書いたけど、
あたしがほしいものは、衣類だけであって、
水も、汚れも、洗剤もいらない!
100ppmとかじゃなくて、
洗剤は限りなくゼロにしたいでしょ?
◆トリック5:従来の「残存洗剤量」を隠している
つまり、アタックNeoが本来主張すべきことは、
「洗剤残りが少ない」ことなのよ。
これは純粋に技術の革新であって素晴らしいこと。
でもいまさら、洗剤残り=有害、とは書けないのよね。
実際有害かどうかはわからないけど、
気持ち的には化学合成した薬品を衣服に
吸着させたままっていうのは気持ちが悪いよね。
だから・・・
「すすぎ回数が1回でいい」、という表現に
せざるを得ないのよ。
◆トリック6:議論のすり替え「水の節約」
よくある手法なんだけどね、
「これを買えば、あれが節約できます」って
いうのね。
「これを買えば、あれがもうかります」って
いうのもあるよね。
本来、これはなかなか言えることじゃないのよ。
こういうのは、節約される側から反発があるのよね。
サンヨーの「電解水で洗おう(洗剤不要洗濯機)」は、
洗剤メーカーからの反発が大きかった。
「パソコンがあればTVが節約できます」とか
「TVがあれば新聞が節約できます」とか
「これからは新聞は不要です」とか
簡単には言えない。
でも、儲け/節約対象がわかりにくいものは
それがいえるのよ。
例えば、エコ。
エコカーそのものが値段が高いとか、
太陽光発電装置を作るのにもエネルギーが必要
という矛盾があるのに、
水、エネルギー(電気、ガス、ガソリン)は、
節約されても、電力会社、ガス会社、石油会社は
文句はいわないもんね。
ちなみに、
健康や精神、知識なんていうのも、わかりにくい。
資格を取るための教材費用が高いとか。
健康になるものを買うのにお金が必要で、そのお金を
稼ぐのに不健康になる場合もあるとか・・・
わかりにくいのよね。
そもそも、お洗濯で節約できる水の量は、
日本の水資源の量から考えると、
そんなに大きくないと思うのよ。
すすぎ1回50L。トイレ5回分。バケツ3杯分。
昔より水の使用量は減ってるし、人口も減ってる。
本当に節水を考えてるのかな?
あたしには、後付けの説明に思えるんだよね。
◆結論:洗剤は減らせない!すすぎも減らさないで!
要するに、濃度の影響が大きい洗剤なのよね。
従来の洗剤よりも、薄いときに洗剤が集まって
落ちやすくしてる。
いくら汚れが少なくても、洗剤は減らせない。
洗剤を減らして洗剤残りを少なくする手法は使えない。
洗剤を減らせないから、すすいだ後の洗剤量も
従来とあんましかわんない可能性が高い。
汚れが多い場合には、アタックNeoが有利になる。
アタックNeoを有効活用するには、
使用量をきっちり守ること。
そして・・・
すすぎ回数をへらすのではなく、
すすぎを2回以上行って
洗剤残りを減らしたほうがいい!って思うのよね。
せっかくのアタックNeoの特徴を活かしたいよね。
すすぎ1回と2回では、残存洗剤の濃度に
10倍の違いがあることをお忘れなく!
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コメント一覧
1. Posted by こどらん 2010年03月06日 22:52
このエントリーは、お洗濯の科学〜理想と現実〜 に寄せられた「未だに固体洗剤」さんのコメントに対する回答になっています。
1月にコメントしてから2ヶ月たっちゃいました・・・・ごめんなさい。
アタックNeoはいろんな意味で興味深いです。企業の戦略とか・・・。決してこの商品を否定しているわけではないことをご理解ください
1月にコメントしてから2ヶ月たっちゃいました・・・・ごめんなさい。
アタックNeoはいろんな意味で興味深いです。企業の戦略とか・・・。決してこの商品を否定しているわけではないことをご理解ください
2. Posted by BlogPetのちびどらん 2010年03月07日 14:51
こどらんが形成したの?
3. Posted by しょうわっこ 2011年08月26日 00:13
4. Posted by もぉ 2011年09月10日 11:44
はじめまして。今朝洗濯しててなんとなくすすぎ1回に疑問を持って検索したらたどり着いてしまいました。
あまり更新されてないようですが、もしよろしければ、アタックNEO以外にもすすぎ1回商品がたくさん出てきたので、解説いただければすごくうれしいです。
5. Posted by 名無しクオリティ 2011年11月27日 03:44
改行ごとに文字列が中央に寄るので読み辛い。
内容が良いだけに残念。
内容が良いだけに残念。
6. Posted by 匿名 2011年11月27日 06:40
一般的に「ミセル」というのは溶媒に対する界面活性剤濃度が大きくなると形成される物ですよね。アタックNeoも水に対して濃度が大きくなった場合にミセルが形成されるのではないでしょうか。この点が通常の洗剤と異なるのでしょうか?
7. Posted by アタック支持者 2012年08月14日 10:02
すすぎ一回の最大のメリット・・わたしは時間の節約だと思う。もちろん、洗濯機を2台にする方法もあるけれど、水の節約を話のすり替えのように言っていますが、水を節約しようとしている人は水を石油のような資源と同様には考えていないはず・・話がずれているのでは?
8. Posted by きみのママ 2012年09月25日 11:06
9. Posted by りおん 2013年05月27日 16:35
ブログにて紹介させていただきたいので、URL記載しておきます。
不都合ありましたら、コメントいただきましたらリンクを削除して内容も変更します。
10. Posted by こどらん>りおんさん 2013年05月27日 20:31
コメントありがとうございます。
リンク歓迎です。
この記事は反響が大きいので
いずれ追加エントリーしますね。
リンク歓迎です。
この記事は反響が大きいので
いずれ追加エントリーしますね。