ニュース詳細
山形の農協 手数料カルテルか7月30日 15時31分
K10034007511_1307301531_1307301533.mp4
山形県の庄内地方の農協が、コメの販売を代行する際に農家から受け取る販売手数料の価格を一律にするカルテルを結んでいた疑いがあるとして公正取引委員会は、独占禁止法違反の疑いで5つの農協の施設などおよそ10か所を立ち入り検査しています。
立ち入り検査を受けているのは、山形県鶴岡市のJA鶴岡やJA庄内たがわなど庄内地方にある5つの農協と山形県農業協同組合中央会など合わせておよそ10か所です。
関係者によりますと、5つの農協は、おととしから去年にかけて農家からコメを集めて販売を代行する際に受け取る販売手数料の価格をコメ60キロ当たりおよそ4百数十円と取り決め、価格競争を制限する独占禁止法違反の疑いが持たれています。
5つの農協では、コメの価格の下落に伴って販売手数料を定額制に切り替えたということで、公正取引委員会は、5つの農協の中で価格の競争をするのを避けるため手数料を一律にしていた疑いがあるとして関係者から話を聞くなどして実態の解明を進めています。
農協がカルテルの疑いで立ち入りを受けるのは全国で初めてで、山形県農業協同組合中央会は、「現在、検査に協力しているところです」とコメントしています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|