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J. M. Charon, Symbolic Interactionism, Prentice-Hall
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J. M. Charon, Symbolic Interactionism, Prentice-Hall
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 4月 8日(月)11時36分39秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
外国書研究用 第1章~第4章
[
http://gyo.tc/NZbw
](第3版)
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*
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[
31
]
私たちの多くは、おそらく
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月31日(水)18時43分49秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
我々を取り巻く世界において何が「本当に」起きているのか、それを
正確に記述する
〔=描写する〕パースペクティブを用いることに関心を抱いている。
図1-1
パースペクティブとは、概念枠組み、諸前提のセット(諸前提一式、ひと組の諸前提、諸前提のまとまり、一連の諸前提)、種々の価値のセット、種々の観念のセットから構成されている。それが人間の知覚に影響を与え、その結果として、当該状況における我々の行為に影響を与える。
もちろん、学問の世界においては、正確な記述能力というものが、「良いパースペクティブ」を評価する最も重要な基準となっている。良いパースペクティブは、我々に洞察能力を与え、リアリティを正確に記述し、我々の真理の探求に役立つ。多くの科学者たちは、自然科学者も社会科学者も次のように主張するのが常である。我々のパースペクティブは、素人のパースペクティブよりも、より優れたものである。というのも、我々のパースペクティブには、個人的なバイアスに対する厳格な統制が働いているからである、と。
〔以上、p.8の上から5行目。すみません、もう草臥れました・・・・〕
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30
]
というわけで、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月31日(水)18時00分41秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
あるパースペクティブは、別のパースペクティブと比べて「より良いもの」として存在している。すべてが等しく良い、ということはあり得ない。しかしながら、どちらのパースペクティブが「より良いか」を判断するためには、比較のための基準というものが確立されていなければならない。例えば、『聖書』に最も即したものが、最良のパースペクティブである、と主張する人もいるだろう。また、「合宿国の信条」に最も近いものが最良のパースペクティブだと主張する人もいるだろう。そうなると、無神論は前者の場合には良くないパースペクティブだ、ということになり、人種差別主義的なパースペクティブは後者の場合には(そして、我々の多くにとって)良くないものだ、ということになる。
http://gyo.tc/QzGp
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29
]
それが何であれ、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月27日(土)15時55分6秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
編集済
返信
二つの事柄が比較されるときにはいつでも(パースペクティブについても同じことが言えるが)、比較のための種々の基準に関する同意ないしは合意がなければならない。だから例えば、マーサはマーシャに比べて「優れている」という状態が存在するには、その基準がIQであり、そのIQをどのように測定するのかについて、皆が同意していなければならない。また、比較の基準として、「物的リアリティを捉えている〔か否か〕」というものを採用し、その「捉え」方を測定するやり方について同意が可能ならば、ある絵画が別の絵画と比べて「優れている」ことになる。
[
28
]
第1章第3節:「最も良い」パースペクティブというものは果たして存在するのか
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月27日(土)15時17分54秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
編集済
返信
どのパースペクティブも、すべて等しく「良いもの」である、ということが果たしてあり得るだろうか。若しくは、あるパースペクティブは、別のパースペクティブと比べて「より良いもの」である、と主張することは果たして可能であろうか。例えば、息子のパースペクティブは、その父親のパースペクティブと比べて「より良いもの」なのだろうか。芸術家のパースペクティブは、科学者のそれと比べて「より良いもの」なのだろうか。
第2節も非常に面白い箇所なのですが、引用されているマルコムXの自伝に全く歯が立たないため、飛ばしています。
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27
]
人間は、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月26日(金)18時31分32秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
自らが有するパースペクティブによって制約を受けている。すなわち、人間は、そのパースペクティブの外側を見ることは出来ない。しかしながら、パースペクティブは至極重要なものである。というのも、それは、「頭の外側にある」ものの意味を理解することを、人間に可能にするからである。
パースペクティブは、個々人によって、日々生起する状況を解釈する上でそれが有用であるか否か、という観点からその妥当性を判断されなければならない。パースペクティブは、真偽という観点から捉えられてはならない(我々はそうしがちなところがあると思うが)。そうではなくそれは、理解という営みを行う上で、役に立つか立たないか、という観点から捉えられなければならない。我々は、教育を受けるなかで、さまざまなパースペクティブを、それが我々に意味をもたらすか否かということに基づいて、受け入れたり拒絶したりする。すなわち、果たしてそのパースペクティブは、我々が出会う人びとや状況を理解するのに役立つのかどうか、という疑問を私たちは投げかける。パースペクティブが有用であればあるほど、我々はそれを真理に適ったものと見なしがちであるが、今日、真理だったものが、明日には「単なる一意見」になることが常々ある。そうした私たちは、古いパースペクティブを放棄し、より新しい、より有用なパースペクティブを採用する、ということを知らず知らずのうちに行っている。【第1章第1節 終了。多々誤訳・抜け訳があると思います】。
Cf. ハーバート・ブルーマーの「パースペクティブ」論。
* AUTHORNAME. TITLE. . 2013-07-26. URL:http://web-beta.archive.org/web/20130116100511/http://www.geocities.jp/issn03890104no57/DPno0701Reflected/doctor/doctor1.htm. Accessed: 2013-07-26. (Archived by WebCite® at
http://www.webcitation.org/6IOe6igrx
)
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26
]
もちろん、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月26日(金)16時00分3秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
それに対する私の返答は、「本当のところは、これは何でしょうか?」だった。そしてもちろん、その返答に対する彼らの返答は、今まで述べてきたことすべて、そしておそらくは、その他多くの〔述べられ得る〕ことすべてを合わせたもの、というものだった。実際のところ、ここで私が持ってきた物的リアリティが何であったとしても、それは人びとによってさまざまなやり方で解釈され、その解釈は人びとがそれを捉えるために用いるパースペクティブに完全に依存している〔=100%そのあり方が決まる〕。上記のパースペクティブ〔=言葉/学生たちの回答〕のいずれもであっても、それが、私が外から持ち込んできた物の真の本質を捉えている、と主張することは絶対に出来ない。そして仮に、上記のパースペクティブすべてを以てすれば、その対象を完全に捉えることが出来る、と主張を試みたとしても、我々は次の論点を見落とすことになるだろう。パースペクティブはほとんど無限に存在する。そのため、どんな事柄に関しても、あり得るパースペクティブのすべてを見つけ出した、と主張することは我々には決して出来ない。
[
25
]
例えば、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月25日(木)16時00分37秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
私たちは、ある一つの簡単な対象が何であるかについて完全に意見を一致させることさえ出来ない。真冬のある日、私が外に出て地面からあるものを拾い上げ、それを教室に持って入った。「これは何でしょうか?」と私は学生たちに尋ねた。返ってきた答えはさまざまだった。雪、雪玉、氷の結晶、凍った水、何らかの論点を提示するために私が学生に示しているもの、男子が女子をおどかすために使うもの、世界一大きな雪だるまの始まり、分子、汚れた雪、デッサンの対象として非常に面白い形をしたもの、寒空の象徴。
[
24
]
思うに、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月25日(木)15時38分29秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「パースペクティブ」の側面のうち、その最も理解しがたいところは、それが物的リアリティ全体を捉えることが出来ない、というところであろう。これはおそらくは次のような理由による。すなわち、我々は、自分たちが信じていることが真実であると是が非でも確信したいがために〔あまりに必死にそう望むために〕、自分たちが確信を抱いていることが何であれ、それはある一定の
パースペクティブ
から得られた真理の一つに過ぎないものと考えなければならない、という事実に直面することが出来ないからだ、というのがその理由である。
[
23
]
Re: 上記の登場人物の全員が
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月25日(木)14時39分14秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「捜査関係者」ではなく、「新聞記者」でしょう。
>>14
> 「真理〔本当のこと〕」を話している可能性がある、という見解を受け入れることは多くの人びとにとって難しい。〔しかし〕こう考えると、物事は別様に見えるかも知れない。すなわち、個々人の一人一人は(そこには捜査関係者も含まれる)、〔それぞれ〕異なった
パースペクティブ
からその状況に接近しており〔アプローチしており〕、その結果、
それぞれ異なったリアリティ
見ている、と。確かにパースペクティブのいくつかは、それ以外のパースペクティブに比べて、より「物的リアリティ」を正確に捉えているかも知れない〔その実像に近いかも知れない〕。そうだとしても、そうしたパースペクティブのいずれも、おそらくは、そのリアリティの一部しか捉えておらず、どれ一つとしてそのリアリティの全体を捉えることは出来ない。上記のどのパースペクティブも、全知全能でもなければ、包括的なものでもない。
[
22
]
社会学、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月24日(水)17時48分42秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
心理学、歴史学、一般教養、芸術、ジョージ・オーウェル、ニッコロ・マキアヴェッリ、フロイト、ジェームズ・ジョイス、そしてマルコムX。これらは各々、ある一つのパースペクティブを表している。我々は、それを自分自身のものとして取り入れるかもしれないし、既に持っているほかのパースペクティブと統合するかもし知れないし、期末試験が終わると完全に忘れてしまうかもしれない。各々のパースペクティブが「リアリティ」に対する一つのほかとは異なったアプローチとなっており、それゆえ、どのパースペクティブも、我々になにがしかを語ることが出来るが、〔決して〕すべてをその中に内包することは出来ない。
[
21
]
大学教育とは、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月24日(水)16時35分11秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
いろいろな意味で、さまざまなパースペクティブへの導入ということが出来る。大学で接するパースペクティブの一つ一つが、我々のまわりで進行中のこと事柄についてなにがしかを私たちに伝えている〔物語っている〕。
[
20
]
彼女の旦那は、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月24日(水)16時13分0秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
自分のお金が心配でしょうがない。その彼は次のような言葉を使っていた。「1500ルーブル」、「ダイヤのイヤリング」、「不審な様子で近づいてくる」、「人気のない」、「人の腕をつかむ」。夫人の場合も、旦那の場合も、またそれ以外の場合においても、状況のある一定の側面が引き出され、強調され、統合される。そうした営みは、各自の
パースペクティブ
、すなわち概念枠組みに従って行われる。そしてどのケースでも、その概念枠組みは、状況に置かれた行為者によるさまざまな価値判断や前提と結びついている。
[
19
]
個人にとってのリアリティとは、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月24日(水)15時30分26秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
種々の状況にまなざしを向ける際に用いられる種々の言葉に依存して、そのあり方が決まるものである。Averchenkoによる上記のお話をこの観点から検討するならば、次のことが明らかになる。すなわち、個々の行為者たちの観点の差異は、彼らが
物事を捉える
際に用いている種々の言葉によって決まる。上記の物語において夫人は、「オセロ」、「結婚」、「黒い帽子」(「私に似合った」)、「蒼白い顔をした黒髪の男」という言葉を使っていたが、これらの言葉はすべて、上記の状況において、自らの魅力に関心を強く持つ女性という存在と関連付いたパースペクティブを使って、その夫人が「見て」いたことを明らかにしている。/
[
18
]
今週を以て2013年度前期の外国書研究を終了いたします。
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月23日(火)13時23分8秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
来週は試験です。>受講生諸氏
試験の対象は、「
http://8155.teacup.com/interactionism/bbs/t6/l50
」です。
▼の②に追加。
ある一つのリアリティの全体を捉えるようとする際には、学際的研究(Inter-disciplinary)[
http://gyo.tc/QfOm
]が行われる。
[
17
]
パースペクティブは種々の言葉から出来ている。
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月23日(火)13時15分4秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
編集済
返信
すなわち、観察者が状況の意味を理解するために用いるのは、そうした種々の言葉なのである。ある意味、パースペクティブの最良の定義とは、
概念枠組み
である。それは、パースペクティブが、実際には、物的リアリティを秩序化する〔分類・体系化する〕ために用いられる相互に関連し合った種々の言葉のまとまりである、ということを強調する。我々が用いている言葉は、我々に、我々が見ているもの(そして〔その時には〕見ていないもの)について、種々の前提〔=これは間違いないだろうと思われる、そのリアリティのある特性に関する仮説〕や価値判断〔=良いか悪いか、有用か否か〕を行うよう仕向ける。
Cf.
①刺激を文脈に位置づけ、その意味を理解する。
ex)日頃は大して気にもとめない些細なハプニングを、「六星占術」という文脈に位置づけて、「運気低迷中の不運」と意味づける。
「社会学的想像力」(C.W.ミルズ)
例えば私は、数ある社会学理論のなかでも、シンボリック相互作用論を、就中、ブルーマーの学説を研究対象としている。しかし、これを研究するためには、より大きな文脈(ブルーマーに関する国内外の文献・研究動向<シンボリック相互作用論に関する国内外の研究動向<社会学に関する国内外の研究動向)に位置づけなければならない。
②人間は一度にリアリティのすべてを捉えることは出来ない。
ex)だから学問は分業体制を取っている。宇宙全体を研究するならば、宇宙物理学(?)、地球の地質を研究するならば地質学、地球における人の棲み分けを研究するならば地理学、個々の社会を分析するならばマクロ社会学、マクロな社会の成立を可能にしている人びとの相互作用を分析するならばミクロ社会学、人びとそれ自体を研究するならば、心理学ないしは社会心理学、動物の一種としての人間を研究するならば生物学、その治療法を研究するならば医学、・・・・・。どのパースペクティブも、現実のすべてを一度に取り扱える訳ではない。
[
16
]
いかなる状況であれ、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月23日(火)11時00分11秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
編集済
返信
そのすべての側面を一度に捉えることは、どの人間にも出来ない。それを可能にする方法はない。人間は、ある特定の刺激を取り上げ、それ以外の刺激を完全に無視しなければならない。また人間は、自らが取り上げた刺激をより大きな文脈〔=自分を取り巻く前後関係〕に位置づけ〔=どの分類体系に位置づけるか、大人として、男として、夫として、桑原家の長男として、父として、教員として、社会学者として、SI論者として・・・・・、どの立ち位置に立つかで、それを位置づける分類体系が異なる〕、そうすることでその意味が明らかになる。これがパースペクティブの役割である。すなわち、パースペクティブは、物的リアリティのある諸側面に
個人の眼を向けさせ
、他方で、それ以外の側面から
目を背けさせ
、自らの眼が向けられている物的リアリティの意味を、その個人がつかむことに貢献する〔~するのに役立つ、~するよう促す、~する一助となる、~する手助けをする〕。こうした観点から見るならば、人間の日々の存在という営み〔=生活〕にとって、絶対的に基礎的なものとなる〔決定的にその根底をなすものとなる〕〔欠くことの出来ない最も重要な基礎となる〕。というのも、目にしたものから意味を取り出すには〔目にしたものを理解するためには〕、このパースペクティブが必要だからである。しかし、パースペクティブを持つが故に、人間は、物的リアリティの「ありのままの姿」に直接出会うことは出来ない。というのも、人間が目にしているものは、それが何であれ、「現実の状況」の
一部
でしかありえないからである。
[
15
]
この物語のタイトルは、
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月22日(月)15時20分52秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「観点」である。そしてある意味で、パースペクティブとは観点であり、観察者たちを種々の出来事との関連においてさまざまなアングルに位置づけ、そうしたアングルからそれらの出来事を捉えるように影響するものである。従って、まさにその性格上、観点ないしはパースペクティブは、観察者たちに、「頭の外側に」存在している事柄の、一つの側面しか見させないことによって、その観察者が見る物に制限を設けているのである。
[
14
]
上記の登場人物の全員が
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月22日(月)11時24分28秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「真理〔本当のこと〕」を話している可能性がある、という見解を受け入れることは多くの人びとにとって難しい。〔しかし〕こう考えると、物事は別様に見えるかも知れない。すなわち、個々人の一人一人は(そこには捜査関係者も含まれる)、〔それぞれ〕異なった
パースペクティブ
からその状況に接近しており〔アプローチしており〕、その結果、
それぞれ異なったリアリティ
見ている、と。確かにパースペクティブのいくつかは、それ以外のパースペクティブに比べて、より「物的リアリティ」を正確に捉えているかも知れない〔その実像に近いかも知れない〕。そうだとしても、そうしたパースペクティブのいずれも、おそらくは、そのリアリティの一部しか捉えておらず、どれ一つとしてそのリアリティの全体を捉えることは出来ない。上記のどのパースペクティブも、全知全能でもなければ、包括的なものでもない。
[
13
]
真理を探究しようとする者は、ごく当然に
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月22日(月)10時40分3秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「実際には何が起きたのか?〔ヴァリエーション:実際に起きたことは何なのか?本当は何が起きているのか?何が本当に起きているのか?何が実際に起きているのか?本当は何が起こっているのか?実際には何が起きていたのか?〕」と尋ねる。無論、警官は上のような状況を調べ、本当のことを語っているのは誰なのかを確定しようとする。「誰かが嘘をついているに違いない。」ないしは「誰かが自分にとって都合の良いように真実をねじ曲げている〔歪曲している〕」と勘ぐる。
[
12
]
<<酒に酔っていたことが原因か!?>>
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月21日(日)15時45分4秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「昨日朝、公園の管理人数名が、ベンチの上に男が倒れているのを発見した。身につけていた身分証明からは、彼の家柄の良さが伺えた。まず間違いなく、男は泥酔した状態で地面に倒れ、近くにあったレンガで頭を打ち、頭に大けがを負ったのだ。この放蕩息子の両親の悲しみは筆舌に尽くしがたい。」
[
11
]
続5
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月21日(日)15時26分37秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
突然関心がわいてきた私は、こう尋ねた。「3週間前だって。ひょっとして君は公園に座っていたかい。」
「あぁそうだよ。こんな不条理なことってないよ。公園に座っていたんだけど、とにかくタバコが吸いたくってしょうがなかったんだ。でもマッチがない!10分やそこらすると、なんか歳喰ったくそ婆を連れた紳士が通りかかったんだ。なんと彼はタバコを吸っているじゃないか。私は彼に近づいて、彼の袖に触れて、これ以上ないっていうくらい丁寧なやり方でお願いしたんだ。『もし差し支えなければ〔恐れ入りますが[
http://gyo.tc/QbS1
]〕火を貸して頂けないでしょうか』ってね。そしたらどうなったと思う?そのキチガイ、かがみ込んだかと思うと、何かを手にとって、そして次の瞬間・・・・俺は頭を割られて地面に倒れて意識不明の状態さ。たぶんおまえもこの事件を新聞で読んでいると思うよ。」
私は彼を見つめて真剣に尋ねた。「出くわした相手がキチガイだったと、君は本当に信じているのかい。」
「絶対に間違いないさ。」
とにもかくにも、そのあと私は、地方紙の古いバックナンバーを熱心に調べていた。そうしてやっと探していた記事を見つけた。事件事故欄の小さな記事だった。
[
10
]
続4
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月21日(日)12時12分5秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「最近見なかったな!〔=久しぶりじゃないか!〕」。後から誰かに声をかけられた。
辺りを見回すと、ここ3週間顔を見ていなかった友人の一人を見つけた。
「えー!」私は絶叫した。「一体全体どうしたんだい。」
彼は力なく笑い、今度は彼がこう尋ねてきた。「最近、何人かキチガイがうろついている、って噂知らないかい。3週間前にその中の一人に殴られて、今日病院を退院したばかりなんだ。」
[
9
]
続3
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月20日(土)17時53分54秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
彼は爆笑してこう言った。「そうか、今まで女房を話していたんだね。しかしまぁ、絶好のタイミングでレンガを手にすることが出来たのは、ほんとうにラッキーだった。もしそうじゃなかったら、考えても見ろよ・・・・俺のポケットには1500ルーブル入ってて、妻はダイアのイヤリングを付けていたんだぜ。」
「おいおい、その男が強盗を働こうとしていた(強盗だった、君たちを狙った強盗だった)、とでも思っているのかい?」
「人気のないところで、男が不審な様子で近づいてくる。そして火を貸してくれと頼んできて、その人の腕をつかむ。誰の目にも明らかだろう(それ以上の証拠が必要かい?)。」
当惑した私は、彼を置いてその場をあとにした。
Cf.
あまりにも話が合いすぎる: come so pat[
http://gyo.tc/QYTT
]
[
8
]
続2
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月20日(土)17時00分34秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「何で?一体全体、なぜ旦那さんはいきなり嫉妬したんだい?」彼女は肩をすくめてこう言った。「だから言ったでしょ。男って本当に滑稽よねって。」
「彼女に別れを告げて、私は彼女の家をあとにした。すると角のところでくだんの旦那にばったり出くわした。」
「やぁ、こんにちは。」と私は声をかけた。「君は人の頭をかち割ったんだってな。もっぱらの噂だぜ。」
[
7
]
続
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月20日(土)16時43分10秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「『ちょっと火を貸してもらえませんか?』彼はそう言ったわ。アレクサンダーは彼の手を振り払って、かがみ込んだかと思うと、稲妻をも凌ぐ速さで、レンガで彼の頭をバゴーンと殴ったわ。そして彼は丸太のように[
http://gyo.tc/QYQs
]倒れ込んだわ。なんてことでしょう!恐ろしいわ。」
▲非常に自意識過剰な女性である。
[
6
]
p.2
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月20日(土)16時27分48秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
「あらやだ。あなたはまだ知らなかったのよね。すっかり忘れていたわ。3週間ぐらい前かしら、私は夫と公園のなかを通って家に戻るところだったわ。黒い大きな帽をかぶっていたんだけど、またこの帽子が私によく似合っていたのよね。歩いていたから、私の頬はちょっと紅潮していたわ(かなり赤くなっていたわ[
http://gyo.tc/QYQO
])街灯の下を通りかかったとき、青白い顔をした黒髪の男が近くに立っていて、私の方をちらっと見たかと思うと、突然夫の袖をつかんだわ。」
[
5
]
観点(Point of View)
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月19日(金)15時42分5秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
編集済
返信
「男って本当に滑稽よね」と彼女は言った。夢見心地な様子で笑みを浮かべながら。この言葉が褒め言葉なのか、それとも貶し言葉〔←こんな表現はあったかな?〕なのか分からなかったものだから、私はあやふやな態度で答えるほかはなかった。「全くそうだね」。
「ほ~んと、私の亭主って、いっつも(注1)オセロなのよ。時々彼と結婚したことを後悔するわ。」私は彼女を見ながら途方に暮れてしまった。「何のことか説明知れないと分からないよ」と切りだした。(p.1)
注1:Regularには、口語表現で「根っからの」という意味もある。
[
4
]
続3
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月19日(金)15時28分34秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
何年も前に、私はA. Averchenkoによる以下の物語(文章)を読んだ。この文章は、「人間の頭の外側で(人間に外在する客観的な領域において)」本当に起こっていることは何なのか、それを知る際に人間が持つ困難を強調したものである。私はこの話を人間の知覚におけるバイアスを例証したものとして解釈している。私はこの話をさまざまな人びとに説明し紹介した。人びとが如何に一つの状況を取り上げ、それを自分の都合に合うようにねじ曲げるか(歪曲するか)、それを示した好例がある、と。私によるこの物語の解釈の根底にあるのは次のことである。すなわち、人間とは、心が狭く、視野が狭くなりがちであり、真理に対して誠実になる、ということは決してない傾性〔←果たしてこの用語を比喩として用いることが出来るだろうか?〕を持つ存在である、と。
[
3
]
続2
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 7月19日(金)15時08分21秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
しかしながら、文字通り受け止めるならば、パースペクティブという概念は、人びとを次のような結論に導くことになる。すなわち、人間にとって、物的なリアリティ(現実)に関する真理というものは、いかなる絶対的な意味においても成り立ち得ないものである、と。
[
2
]
続
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 6月 3日(月)11時44分6秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
返信
しかしながら、私が
パースペクティブ
という概念に出会ったとき〔~に誘われたとき〕、真理という問題に対する新しい次元〔尺度〕が目の前に開けたのである〔~[の可能性]が見えてきたのである、~に開眼したのである、~が見えたのである、~に眼が開かれたのである(opend up)〕。そっくりそのまま受け入れると(Once taken literally)、・・・
[
1
]
第1頁目
投稿者:
管理人
投稿日:2013年 6月 1日(土)17時43分12秒
s-gwip20.kagoshima-u.ac.jp
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教師たちも、著述家たちも、私の教員生活を通じて、警告し続けてきた。真実を見つけることは全く以て難しい、と。自分の理解が進めば進むほどに、彼らの言うことが正しいということが、よりはっきりと理解できた。しかしながら、・・・
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