RHEは成人ヒト表皮細胞をポリカーボネートフィルター上に
培養して作成したものです。
気液界面で培養することにより、正常な角化過程を経て、
正常な角層機能を持つ再生表皮が形成されます。
このモデルは、2008年11月5日に欧州代替法バリデーションセンター
(ECVAM)の科学諮問委員会(ESAC)において、
皮膚一次刺激性試験の代替法として認証されました。
このとき、ESACは動物実験代替法による皮膚刺激性試験法として2タイプの試験法を承認しました。
この2タイプの試験法は再生ヒト皮膚モデルを用いて、試験試料の毒性を評価するものです。
今回、認可された試験法と再生表皮モデルは以下の通りです。
1. EpiDerm SIT: EpiDermを再生表皮モデルとして用いた試験を改良したもの
(MTT試験を評価パラメーターとする)
2. SkinEthic RHEアッセイ: SkinEthic
RHEを再生表皮モデルとして用いた試験
(MTT試験を評価パラメーターとする)
今回の承認によって、SkinEthicは2つの認可された試験法
(エピスキンとRHE)を持つことになります。
今回、認可されたSkinEthic RHEアッセイは、
その結果の高い特異性(80%)、感受性(90%)とともに 高い精度(85%)
を有することがリングテストによって確認されています。
このSkinEthic RHEは動物実験代替法における皮膚腐食性試験用の
再生表皮モデルとしても認可されており、
ISO9001の認可企業であるSkinEthicのみが製造販売しています。
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