地域経済

東宝公楽会館がアミューズメント核のビルに-今春から再開発

2013年02月27日 08時15分

 東宝(本社・東京)は26日、札幌市中央区南5条西3丁目にある東宝公楽会館を再開発すると発表した。約34億円を投じて、ボウリングなどアミューズメントをメーンとするビルに建て替える。設計を三菱地所設計で進めていて、5月以降の早い段階で閉館、解体に着手する予定だ。

 再開発は建物が老朽化していることなどから決めた。既存敷地内で建て替える。
 新ビルはS造、地下1地上9階、延べ1万1075m²の規模で構想。ボウリング、カラオケ、ゲームセンターなどといったアミューズメント施設を核テナントとし、ラウンドワン(本社・大阪府堺市)が賃借して運営に当たる。このほか、他の業態の店舗も誘致する考え。立体駐車場(48台)も用意する。
 工事は、解体と新築を合わせて発注する可能性が高いという。既存建物の規模は地下2地上7階、延べ約9500m²。施工業者については「未定。何も決まっていない」(東宝不動産経営部)としている。
 新ビルの完成、オープンは2015年春を予定している。
 札幌駅前通に面し、映画館や飲食店などで構成する同会館は、多くの市民に親しまれてきたが、シネマコンプレックスの台頭などで、映画館は2010年8月に閉館。ことしに入ってからは、テナントの営業終了や移転が続いていた。

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